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授業目標 |
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エンジニアに必要な機能やロバスト設計などについて学び、品質工学で利用するSN比や感度とこれらの要因効果図、分散分析などのデータのとらえ方の基礎知識を理解し、自動車における具体的事例を理解できることです。また、実験計画法との関連についても理解できることです。
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2. |
授業概要 |
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次の内容を学習します。 (1) 品質工学によるシステム選択、パラメータ設計、許容差設計の概念 (2) 品質工学におけるSN比と感度 (3) 実験計画法 (4) 直交表と分散分析 (5) 自動車における事例検討
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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授業内容を確実に理解し、演習問題の内容を理解できるようにするため、授業中に指示した内容や項目に関して予習や復習を行うことです。
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4. |
授業計画 |
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【第1回】品質工学におけるパラメータ設計と許容差設計の概念及び『ばらつき』について 【第2回】基本機能と目的機能及び計測特性について 【第3回】品質工学における制御因子、誤差因子、信号因子等の内側及び外側因子について 【第4回】静特性のSN比と感度について 【第5回】動特性のSN比と感度について 【第6回】直交した実験(多元配置・直交表)と実験回数について 【第7回】多元配置及び直交表における、因子の内側割付と外側割付及び外側因子の調合について 【第8回】全変動と各変動の分解及び分散分析の意味について 【第9回】二元配置のデータ解析と要因効果図及び分散分析について 【第10回】L18直交表のデータ解析について 【第11回】L18直交表のデータ解析と要因効果図について 【第12回】L18直交表のデータ解析と分散分析について 【第13回】直交多項式と最小二乗法及び欠測値の扱いについて 【第14回】動特性及び静特性のSN比と感度に関する事例検討について 【第15回】まとめ
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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定期試験の成績で評価します。
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使用テキスト及び使用教材 |
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教科書: 『開発・設計段階の品質工学』 品質工学講座1 (財)日本規格協会
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7. |
その他 |
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SN比及び感度、直交表の計算、分散分析表の作成等に、対数や平均値、標準偏差等の関数機能がついた電卓を使用します。
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