Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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化学1(Chemistry1) 柳原 尚久
1年 後期 専門基礎科目必修 2単位
【バイオ・後】 16-1-0351-2049

1.
授業目標

 本講義は、原則として前期化学1未修得者に対して化学1に準じる内容を再履修し、かつ理工系学生として必要最低限と思われる化学の基礎学力を徹底して理解させることを目的としています。各単元ごとに演習問題を数多く導入し、詳細な解説をしながら、各々の不得意分野の理解に努めます。

2.
授業概要

 原子の構造について十分に理解し、物質の構造・状態変化を中心に、化学の基礎について系統的に学びます。また、化学量論の基礎になる物質量の計算を身につけることを目的とします。
 各々の単元ごとに十分に時間をかけ、かつ演習の解説を取り入れてより一層の理解を深めることに努めます。具体的には、次の項目に主眼を置きます。(1)物質の根源である原子について理解する。(2)元素とその性質を周期表に関連づけて理解する。(3)化学結合の基本概念を理解する。(4)物質量と化学式について理解する。

3.
準備学習(授業時間外の学習)

 前期で履修した化学1の教科書を復習し、自分が不得意だった分野を重点的に復習して下さい。基本的な化合物の名称、化学式ならびに専門用語を理解しておいて下さい。基礎化学で履修した基礎的事項が理解できない場合は、高校時に使用した教科書や参考書を再度復習して下さい。

4.
授業計画

【第1回】物質の分類
【第2回】原子と分子(1):原子の構造
【第3回】原子と分子(2):分子とイオン
【第4回】原子の電子配置(1):電子配置
【第5回】原子の電子配置(2):原子軌道
【第6回】原子の電子配置(3):混成軌道
【第7回】元素と周期表(1):元素の周期律典型元素と遷移元素
【第8回】元素と周期表(2):典型元素
【第9回】元素と周期表(3):遷移元素
【第10回】化学結合(1):イオン結合
【第11回】化学結合(2):共有結合
【第12回】化学結合(3):金属結合
【第13回】物質量と化学式(1):原子量と分子量
【第14回】物質量と化学式(2):物質量
【第15回】物質量と化学式(3):反応式と化学量論

5.
成績評価の方法、基準

・毎回出欠をとり、2/3以上の出席に満たない学生の定期試験受験は認めません。
・定期試験は、別途設ける試験期間中に行う予定です。また原則として、再試験は行いません。
・定期試験結果を唯一の評価基準とします。

6.
使用テキスト及び使用教材

・特定の使用テキストはありません。前期に所属学科で指定された化学1のテキスト(下記参照)、あるいは補助教材(高校時の参考書でも可)を各自持参して下さい。

化学1のテキスト: 増田芳男・澤田 清 編著 『理系のための基礎化学』(化学同人)

7.
その他

・30分以内に入室し、講義中の出入りは認めません。30分以上経過して入室した学生の聴講は認めますが、欠席とします。
・講義中の飲食ならびに不必要な出入りは認めません。