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授業目標 |
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上肢骨折各論の鑑別診断法、整復法、固定法、後療法について実技実習します。班ごとにシュミレーションしながら技法を習熟し、ギブス、クラーメル固定の実際を体験し、その中で、チームワークと患者への対応、医療コミュニケーションを学びます。
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2. |
授業概要 |
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上肢(肩甲体~上腕骨)の各部の外傷性の骨折損傷について実技を行います。骨折は、鎖骨骨折、上腕骨外科脛骨折、上腕骨骨幹部骨折、上腕骨顆上骨折をより深く、鑑別診断法、整復法、固定法、後療法について実技をします。実技実習の中では、チーム医療を心がけ、他者との連携、意志の疎通を訓練し、実際の一連の骨折処置を学びます。その際、患者への接し方、誘導、扱い方についても医療人的対応を同時に習得します。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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座学の骨損傷学授業内容を復習し、実技の予習をして挑んでもらいます。
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4. |
授業計画 |
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【第1回】オリエンテーション:医療人としての心得、授業の狙い、班分け、各種包帯復習 【第2回】クラーメル金属副子作成 【第3回】鎖骨骨折①基礎知識の確認と整復法 【第4回】鎖骨骨折②固定法 【第5回】上腕骨外科頚骨折①基礎知識の確認と整復法 【第6回】上腕骨外科頚骨折②固定法 【第7回】上腕骨顆上骨折①基礎知識の確認と整復法 【第8回】上腕骨顆上骨折②固定法 【第9回】実技試験Ⅰ 【第10回】コーレス骨折①基礎知識の確認と整復法 【第11回】コーレス骨折②固定法 【第12回】ボクサー骨折 整復、固定法 【第13回】マレットフィンガー 整復、固定法 【第14回】実技試験Ⅱ 【第15回】定期試験
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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実技試験Ⅰ・Ⅱ40%、定期試験50%、授業態度10%にて評価する。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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柔道整復学(実技編)を基本教材として使用し、必要に応じて資料を配布する。
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7. |
その他 |
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実技授業では、必ず白衣を着用して下さい。実技授業を受ける際は医療人としてふさわしい身だしなみ、態度を身につけてもらうため、厳しく指導します。また、時間厳守を徹底し授業開始時には着席して待機出来るように心がけてもらいます。これらは授業態度として評価対象になります。授業は班ごとに行い、実技試験では個々の能力と、チームワークの総合評価を行います。
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