1. |
授業目標 |
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教育心理学の基本的な考え方と教育心理学の基本的事項について習得することを目標とします。
1.私(学生)は、学習の原理と基本的理論について正しく説明できます。
2.私(学生)は、学習の理論の知識を活用して、インストラクショナルデザイン(授業設計)の考え方を学んで、具体的に計画を立てることができます。
3.さらに、私(学生)は、その計画について、どのような学習の原理に基づくのかについて説明できます。
4.私(学生)は、学習観の歴史的変遷と教師の役割について説明できます。
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2. |
授業概要 |
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学力低下や学習意欲の低下が叫ばれている現在、生徒の学習活動を充実させることは教師の重要な役割です。また、教師は学習への興味や意欲など生徒一人一人の状況を把握しながら学習者にあわせて支援して行くことが求められます。そのために、生徒たちはそのように学習していくのか、そのための効果的な教育方法、また適切な学習環境について学んでいきます。
具体的には、生徒が学習することについての考え方の歴史的変遷、授業とはどのような場であるのかについて理解を深め、遷とその意義について学び、学習の原理や基本的な考え方である理論について学び、学習の原理や理論について学びます。さらに、それらの理論についての知識を活用して、授業設計や評価の具体的方法について学び、具体的な学習計画を作成します。これらの学習活動を通じて、生徒の学習活動において重要な要素について理解できるようにします。
授業方法については、講義形式だけではなく、グループ活動を行いながら学んでいきます。
ラーニング・ポートフォリオ(学修実践記録)を作成し、自分の学習の省察を行います。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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自分の得意科目や不得意科目はなぜ学習に差があるのかについて振り返ってみましょう。
授業前にLMSに事前・復習課題を出しますので、課題に取り組みながら授業を受けてください。
また、参考書をお知らせしますのでそれらを読んでリポートを作成します。
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4. |
授業計画 |
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【第1回】
ガイダンス
本授業の学習目標と計画、学修ポートフォリオの作成についての説明
【第2回】
人間の心理を考えることの意義についての理解
【第3回】
教育心理学を理解するための心理学のアプローチ方法の学習
【第4回】
学習の原理の理解
【第5回】
学習の原理の理解を応用的事例に適応する
【第6回】
学習の様々な理論について
【第7回】
学習の様々な理論の応用例
【第8回】
教授-学習における3方向コミュニケーション
【第9回】
教授学習におけるKR情報の役割
【第10回】
KR情報の具体例
【第11回】
インストラクショナルデザインの理解
【第12回】
インストラクショナルデザインに基づく学習計画の作成のしかた
【第13回】
インストラクショナルデザインに基づく学習計画の作成の実際
【第14回】
作成した学習計画の発表と討論
【第15回】
テストと授業のまとめ
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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ラーニング・ポートフォリオとリポート(70%)と筆記試験(30%)によって総合的に評価します。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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教科書:子どもとむかいあうための教育心理学概論 会田元明、内野康之人、横山明子著 ミネルヴァ書房
参考書:火星の人類学者 オリバーサックス ハヤカワ文庫NF
思考の整理学 外山 滋比古 ちくま文庫房
その他の教材については、LMSを使用し,授業時配布します。
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7. |
その他 |
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