Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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環境衛生学(Public Health and Environmental Science) 稲垣 弘文
3年 後期 専門科目選択 2単位
【バイオ・後】 16-1-1319-3793

1.
授業目標

「健康」をテーマとして、人の集団に影響を与える様々な要因についての考え方を学び、現状を理解し、将来の展望を考えられるようにする事を目標とします。

2.
授業概要

以下のような内容を学びます。
(1) 健康の定義・公衆衛生の考え方
(2) 環境衛生(物理的・化学的環境因子)
(3) 疫学の考え方とその方法論
(4) 現代人の健康問題
上記(2)を後藤純雄先生が、(1), (3), (4)を稲垣が担当します。

3.
準備学習(授業時間外の学習)

人の健康を脅かす事柄に関するニュースが、日々伝えられています。新聞などの報道を見てください。

4.
授業計画

【第1回】健康の定義・公衆衛生の考え方(稲垣)
【第2回】統計と疫学〜疫学とその方法(稲垣)
【第3回】人口静態と人口動態(稲垣)
【第4回】気候変動と健康〜物理的環境因子①(後藤)
【第5回】放射線と健康〜物理的環境因子②(後藤)
【第6回】粒子状物質と健康〜化学的環境因子①(後藤)
【第7回】タバコの影響〜化学的環境因子②(後藤)
【第8回】水と健康〜化学的環境因子③(後藤)
【第9回】がんをめぐる話題〜化学的環境因子④(後藤)
【第10回】日本の医療〜制度の概要①(稲垣)
【第11回】日本の医療〜医療保険制度②(稲垣)
【第12回】日本の医療〜現状と問題点③(稲垣)
【第13回】感染症〜感染症とは①(稲垣)
【第14回】感染症〜疫学と予防②(稲垣)
【第15回】食品と健康〜地域保健の役割(稲垣)

5.
成績評価の方法、基準

基本的に、期末試験の点数により評価します。60点以上を合格とします。
また、必要に応じて講義時間中の小テストなどを実施し、評価に反映します。

6.
使用テキスト及び使用教材

特に教科書は定めません。講義の度にプリントなどの資料を配布します。
参考書として、『シンプル衛生公衆衛生学2016』(南江堂)、『国民衛生の動向』(厚生労働統計協会)を紹介します。

7.
その他

講義への出席が2/3に満たない者は期末試験が受けられません。1日に複数回の講義をまとめて行いますので、出席回数をきちんと自己管理して下さい。