Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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商業簿記Ⅰ(Commercial BookkeepingⅠ) 浅井 康次
1年 前期 総合基礎科目選択 2単位
【地域・前】 16-1-1357-3318

1.
授業目標

仕訳ができて、勘定科目を理解した上、簡単な貸借対照表および損益計算書が作成できることを目指します。
日商簿記検定3級合格レベルです。

2.
授業概要

取引の仕訳から、B/SおよびP/Lの作成まで体系的に学びます。
簿記は学問というよりエクササイズです。学ぶより馴れろ、です。
原則として毎回、自分で手書き記入することを行います。
簿記の知識ノウハウは、会計学はもちろん、コーポレート・ファイナンスや金融論など応用科目でも基礎となりますし、社会に出たときに得をする・役に立つものです。資格があれば就職にも有利になります。

3.
準備学習(授業時間外の学習)

特にありません。鉛筆やボールペンを持参して下さい。紙はこちらで配布します。電卓(機能があれば携帯電話・スマホでも可)が必要な時は指示します。

4.
授業計画

1.簿記の目的と種類
2.B/SとP/Lの構造
3.勘定科目・仕訳・転記
4.試算表・清算表     以上1~4で手続き一巡を学ぶ
5.現金・預金取引
6.商品売買取引
7.掛取引・貸倒れの処理
8.手形取引
9.有価証券・固定資産取引 以上5~9で主な科目の取扱いを学ぶ
10.決算整理 前
11.決算整理 後
12.帳簿組織
13.本支店会計
14.株式会社・個人企業の会計
15.まとめ・テスト

5.
成績評価の方法、基準

日商簿記は6月および11月に検定試験が行われます。全商簿記は2月および6月です。3級に合格した人はS評価にします。そのほかの評価は、期末試験7割、不定期に提出してもらう確認テスト(予定)の回答頻度等3割で評価します。

6.
使用テキスト及び使用教材

こちらで作成したテキストおよび問題用紙などを配布します。検定を受けない人は市販のテキスト問題集を買う必要はありません。

7.
その他

大学で簿記の単位を取得しても社会からは全く評価されません。しかし日商簿記の2・3級は数ある資格の中でも、英語と並んで最も人気があり世間の評価が極めて高い資格です。就活の資格特技欄にこれを記入できれば大いにプラスになります。本講義も検定試験向けの実践的なものになっています。