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授業目標 |
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マウスや昆虫は全く形態が違うように動物の形態の変化は進化と共に変わってきています。しかし、元をたどると同じ生物に行きつきます。このことは同じ遺伝子が配列の変化、調節の変化を経て違う形になっていくことを意味しています。この授業では動物の器官形成を中心に形態変化がどのような調節で行われているのか異種間、同種間で考えていきます。 到達目標は「形態形成に関わる遺伝子群のメカニズムを理解する」です。
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2. |
授業概要 |
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講義は前半は発生学から分かってきたボディプランに関わる遺伝子群とそのメカニズムについて説明、考察し、後半は動物における形態形成の多様性の中で特に神経発生に関わる論文やデータを元に議論、考察します。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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発生生物学、細胞生物学、分子生物学をを理解していることが前提で講義を進めます。幹細胞の分化、卵割や軸決定の初期発生のしくみが理解していることが重要ですのでよく復習しておいてください。
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授業計画 |
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【第 1 回】動物進化の歴史と発生 【第 2 回】発生におけるツールキット遺伝子 【第 3 回】動物の形を決める体軸形成 【第 4 回】初期胚の形態変化 【第 5 回】器官形成-脊椎動物の肢と昆虫の翅と脚 【第 6 回】神経発生1(神経細胞の分化とグリア細胞) 【第 7 回】神経発生2(脳組織の構築) 【第 8 回】神経発生に関わる論文の抄読1(神経発生の英語論文の抄読) 【第 10回】神経発生に関わる論文の抄読2(論文抄読の続き) 【第 11回】神経発生に関わる論文の抄読3(論文抄読と解説) 【第 12回】課題の抽出 【第 13回】課題研究 【第 14回】課題研究2 【第 15回】課題の発表
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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抽出された課題のレポート内容(40%)と発表(60%)で評価します。
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使用テキスト及び使用教材 |
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随時プリントを配布
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その他 |
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