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授業目標 |
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日本には300万社以上の企業が、あります。また、産業は一次、二次、三次産業に分かれていますが、二次産業だけでも鉄鋼、化学、機械等の重化学工業から繊維、食品などの軽工業。さらに自動車、ロボットといった先端産業と複雑多岐にわたっています。同じように三次産業もかつてのサービス業からIT関連、情報通信、教育・研究といったように知識産業に変貌しようとしています。また、企業は大企業、中堅・中小企業に大別されますが、日本経済を支えているのは中堅・中小企業です。こうした産業の特色、企業の果たす役割など幅広く学びことを目的としています。
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2. |
授業概要 |
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多くの学生は、企業とはどのようなものか知らないと思います。そのため企業とは何かを学ぶ「企業論」。そして、日本の産業はどのような特色を持ち、これからどのような発展を遂げて行くか等を学べる「産業論」に大きく分かれます。さらに自動車、重化学産業、先端産業などついては特別講義として「自動車産業論」「先端産業論」のような形で特別講義を設けています。就職にあたってどのような企業、産業を選択するかの時に極めて役に立つよう授業を工夫しています。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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この授業は、多くの学生が企業や産業の実情を殆ど知らないため、実践的な立場から企業、産業について知ってもらうためのものです。経済学の基礎であるマクロ、ミクロ経済学、経済史、日本の時事経済など出来るだけ多くの経済学に関する文献を読むよう心がけてください。また、エコノミスト、日経ビジネスといった経済専門誌にも目を通すことと新聞を毎日読み、中でも経済、産業に関するものは丁寧に読む習慣を身に着けておくこと。
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4. |
授業計画 |
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①ガイダンス ②企業とはどのようなものか ③中小企業の特色と実力 ④日本の産業構造 ➄産業構造の変化 ⑥日本の産業の強みと弱み ⑦国際化する産業 ⑧国際化と企業の対応 ⑨金融企業と証券 ➉サービス産業論 ⑪情報通信産業論 ⑫自動車産業論 ⑬基礎産業論 ⑭先端産業論 ⑮21世紀に生き残る産業と企業
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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出席、授業態度。そして期末試験の結果で評価します。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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適当な教科書がありませんので、授業で必要とする資料などはコピーして配布します。試験の殆どはこのコピーの中から出ますから気をつけてください。
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7. |
その他 |
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新聞、出来ることなら日本経済新聞を読むこと。前述しましたが、エコノミスト、日経ビジネスなどの経済専門誌も読む習慣を身に着けるようしてください。図書館にこうした専門誌は、全部揃っています。
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