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授業の概要(ねらい) | 
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 経済史は、過去に起こったさまざまな経済現象を研究する分野です。  過去に起こったこと(歴史)を知っていれば、似た事態が現在や未来に起こった場合に参考にすることができます。  また、現在当たり前だと思っていることも、過去にはそうではなかったかもしれません。  経済史Ⅰ・Ⅱでは、経済史を研究する意味を考えたうえで、コーディネーション(資源配分)とモティベーション(動機づけ)の2つの視点から過去の経済現象を概観します。  経済史Ⅰでは、テキストの第1章から第5章までを扱います。
		 
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授業の到達目標 | 
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 過去の経済事象が経済学的な考え方によってどのように説明されるかを知り、コーディネーション(資源配分)とモティベーション(動機づけ)の2つの視点から歴史をとらえることができるようになる。 
		 
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成績評価の方法および基準 | 
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 中間テスト(20%)および期末テスト(80%)に加え、授業中の発言を評価する。
		 
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教科書・参考書 | 
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 教科書   岡崎哲二(2016)『コア・テキスト経済史 増補版』新世社。
		 
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準備学修の内容 | 
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 【予習】   指定した教科書の次回の授業範囲を事前に読み、どこがわからないかを確認しておくこと。  【復習】   その週のうちにレジュメや授業中にとったメモを読み返しておくこと。 
		 
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その他履修上の注意事項 | 
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 経済史という分野は他の分野とも密接な関係を持つ。とりわけミクロ・マクロ・計量経済学の基礎とあわせて学習することにより、理解がより深まると思われる。
		 
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各回の授業内容 | 
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| 【第1回】 |  |  ガイダンス |  | 【第2回】 |   経済史を研究する意味(1)  歴史の教訓、現在の相対化 |  | 【第3回】 |   経済史を研究する意味(2)  実験室としての歴史 |  | 【第4回】 |   経済史を研究する意味(3)  歴史的経路依存性 |  | 【第5回】 |   経済成長(1)  経済成長とその測定、新古典派成長理論 |  | 【第6回】 |   経済成長(2)  新古典派成長理論、理論と現実 |  | 【第7回】 |  |  前半の復習 |  | 【第8回】 |  |  中間テスト |  | 【第9回】 |   経済の歴史的発展に関するさまざまな見方(1)  経済発展段階論、宗教と経済発展 |  | 【第10回】 |   経済の歴史的発展に関するさまざまな見方(2)  経済的後進性仮説 |  | 【第11回】 |   制度と経済発展(1)  ダグラス・ノースの問題提起、イギリス名誉革命の経済的インパクト |  | 【第12回】 |   制度と経済発展(2)  制度と経済発展、比較歴史制度分析 |  | 【第13回】 |   市場経済の発展(1)  市場経済の歴史 |  | 【第14回】 |   市場経済の発展(2)  中世地中海商業の比較歴史制度分析、近世日本における株仲間の役割 |  | 【第15回】 |  |  後半の復習 |   
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