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授業の概要(ねらい) | 
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 読み深めの実践Ⅰ。本を読むだけではなく、本で「世の中」を読む営為に携わります。題材は欧州債務危機とユーロ危機にまつわる内容の本にします。最近でもこれらの問題は小康状態にあるものの、ギリシアの財政再建や政治的混乱を受けて断続的にユーロ圏、EU経済の不安定性の地雷源となっています。本を読んで世の中を読む自分を確認しましょう。演習の具体的な運営は人数により考えます。輪読していきますから、担当箇所についてレジュメによる報告ないしコメントをしてもらいます。
		 
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| 2. | 
 
授業の到達目標 | 
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 自分の眼をギリギリまで働かせて社会科学的思惟を経済的現実との関わりで伸ばしていくことをねらいます。
		 
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| 3. | 
 
成績評価の方法および基準 | 
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 出席と報告、コメント、書評作成による総合評価。
		 
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| 4. | 
 
教科書・参考書 | 
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 テキストとして、竹森俊平『ユーロ破綻そしてドイツだけが残った』日本経済新聞社(日経プレミアシリーズ)、2012年を用います。
		 
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準備学修の内容 | 
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 自分に信の念を置きつつ、著者にも信の念を抱いてその格闘の緊張感のうえに何度でも精読してください。
		 
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その他履修上の注意事項 | 
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 演習には余程の事情がないかぎり必ず出席してください。なお、授業内容をみて面白いと思う学生の参加を望みます。「好きこそものの上手なれ」ということわざにあるとおり、面白い、楽しいと感じられなければ、学問は自分のものにはなりません。
		 
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| 7. | 
 
各回の授業内容 | 
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| 【第1回】 |  |  イントロダクション。演習のねらいを説明するとともに取り上げるテキストについての紹介をおこなう。 |  | 【第2回】 |  |  自分の眼を働かせて個性的な読みをする。(1) |  | 【第3回】 |  |  自分の眼を働かせて個性的な読みをする。(2) |  | 【第4回】 |  |  自分の眼を働かせて個性的な読みをする。(3) |  | 【第5回】 |  |  自分の眼を働かせて個性的な読みをする。(4) |  | 【第6回】 |  |  自分に突き刺さる章句を内在的に探索する。(1) |  | 【第7回】 |  |  自分に突き刺さる章句を内在的に探索する。(2) |  | 【第8回】 |  |  自分に突き刺さる章句を内在的に探索する。(3) |  | 【第9回】 |  |  世の中を読む自分を確認する。(1) |  | 【第10回】 |  |  世の中を読む自分を確認する。(2) |  | 【第11回】 |  |  世の中を読む自分を確認する。(3) |  | 【第12回】 |  |  世の中を読む自分を確認する。(4) |  | 【第13回】 |  |  世の中を読む自分を確認する。(5) |  | 【第14回】 |  |  簡潔な書評を書く(1200字相当)-自分の言葉をもつ。 |  | 【第15回】 |  |  講評をおこなう。 |   
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