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授業の概要(ねらい) | 
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 民法典第一編「民法総則」を中心に、代理、法人、契約の有効性・効力発生時期、時効等について学習します。民法総則は、2年次以降履修する民法各科目の基礎となるばかりか、法律学全体の基礎となる制度を提供していますので、しっかり理解することが望まれます。
		 
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授業の到達目標 | 
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 ①民法、ひいては法律学の基礎となる法制度の仕組みや役割を理解する。  ②具体的には、後期は代理、法人、契約の有効性・効力発生時期、時効について基礎知識を習得する。
		 
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成績評価の方法および基準 | 
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 最終回に実施する試験(85点)+平常点(15点)   -平常点は、中間レポートにより採点します。
		 
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教科書・参考書 | 
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 テキスト:内田貴『民法I(第4版)-総則・物権総論』東京大学出版会(2008)  参考文献:内田貴・山田誠一・大村敦志・森田宏樹『民法判例集 総則・物権(第2版)』有斐閣(2014)       山本敬三『民法講義Ⅰ 総則[第3版]』有斐閣(2011)~やや進んだ内容の履修を希望する学生向け。
		 
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準備学修の内容 | 
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 授業の進行に合わせて指定した教科書の次回の授業範囲を読み、専門用語の意味等を理解しておくこと。また、授業で聴いた内容(特に分からなかった点)は、必ずその日のうちにノート整理を行い、復習すること。
		 
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その他履修上の注意事項 | 
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 ①法学概論を並行的に履修することが望まれます。なお、より進んだ専門的知識修得には、契約法総論、物権法(必修)があります。  ②民法は、大多数の学生諸君にとって大学に入って初めて学ぶ科目であり、しかも他の法律を学ぶ際に前提となることが多い科目です。民法の確たる理解には、授業に出席することが不可欠です。
		 
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各回の授業内容 | 
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| 【第1回】 |   オリエンテーション-前期の学習内容の大まかなレビュー  代 理-無権代理、無権代理と相続 |  | 【第2回】 |  |  代 理-表見代理(109) |  | 【第3回】 |  |  代 理-表見代理(110、112) |  | 【第4回】 |   代 理-代理類似概念  法 人-法人とは何か、「法人」総論 |  | 【第5回】 |  |  法 人-社団と組合、権利能力なき社団、法人の組織 |  | 【第6回】 |  |  法 人-「法人の能力」と「目的の範囲」 |  | 【第7回】 |  |  法 人-定款等による代表者の代理権の制限、代表者の代理権に対するその他の制限(代理権の濫用)、法人と不法行為 |  | 【第8回】 |   法 人-法人の不法行為と表見代理  契約の有効性-確定性、実現可能性 |  | 【第9回】 |  |  契約の有効性-適法性、社会的妥当性 |  | 【第10回】 |   契約の有効性-社会的妥当性  有効要件を欠く場合の効果  無効  取消し  契約の効力発生時期-条件 |  | 【第11回】 |   契約の効力発生時期-期限、期間  時 効-時効とは何か、存在理由を巡る問題 |  | 【第12回】 |  |  時 効-消滅時効、中断・停止、時効の効果 |  | 【第13回】 |  |  時 効-時効の効果(援用権者、援用の場所、援用の制限、時効利益の放棄) |  | 【第14回】 |   時 効-除斥期間、形成権の期間制限の法的性質、抗弁権の永久性、  法律行為  私権についての一般原理 |  | 【第15回】 |  |  まとめ |   
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