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授業の概要(ねらい) | 
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 本授業では、国際政治の歴史的展開や国際政治の理論などについて詳しく学習します。  現在が激動の時代であることは間違いありません。たとえば、さまざまな地域において「超大国」アメリカの影響力低下が明らかに観察できる一方、中国をはじめとする新興国の台頭が顕著です。また、グローバリゼーションの負の影響として、テロ組織が国境を越えて活動し、多くの国々で排他的ナショナリズムの勢いが増しています。さらに地球温暖化問題は一層深刻化していますが、この問題への対応をめぐって国際社会はまとまっておらず、特に先進国と途上国が対立しています。  しかし、日々の報道のみではこうした国際政治の変化を十分に理解することはできません。そこで、本授業では17世紀から現在までの国際政治の歴史的展開や、リアリズム、リベラリズム、コンストラクティヴィズムといった国際政治の代表的な理論を集中的に学習することで、国際政治についてより深く見る目を養いたいと思います。
		 
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授業の到達目標 | 
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 ①国際政治学の基礎的な知識を習得できるようになります。  ②国際政治に関する理論的思考力を身につけることができるようになります。  ③日々の国際ニュースの背景などがより深く理解できるようになります。
		 
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成績評価の方法および基準 | 
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 期末試験と平常点に基づき評価します。それぞれの割合は、期末試験:80%、平常点:20%です。授業態度が悪い場合は欠席扱いとすることもありますので注意してください。
		 
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教科書・参考書 | 
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 教科書は特に指定しませんが、授業中に参考文献を紹介します。また、参考資料も適宜配布する予定です。
		 
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準備学修の内容 | 
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 ①参考文献の該当部分を授業前に読んでおいてください。  ②テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどで、日頃から国際政治の動向を知るよう努めてください。  ③英語メディアにも挑戦してください。
		 
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その他履修上の注意事項 | 
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 ①秋期に開講予定の国際政治学Ⅱも受講してください。  ②しっかりとした問題意識をもって授業に参加してください。質問は大歓迎です。疑問点、わからない点などがあれば授業後に聞いてください。
		 
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各回の授業内容 | 
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| 【第1回】 |  |  イントロダクション:国際政治について |  | 【第2回】 |  |  国際政治史:17世紀から19世紀 |  | 【第3回】 |  |  国際政治史:第一次大戦と第二次大戦 |  | 【第4回】 |  |  国際政治史:冷戦 |  | 【第5回】 |  |  国際政治の理論:リアリズム |  | 【第6回】 |  |  国際政治の理論:ネオ・リアリズム |  | 【第7回】 |  |  国際政治の理論:リベラリズム |  | 【第8回】 |  |  国際政治の理論:ネオ・リベラリズム |  | 【第9回】 |  |  国際政治の理論:従属論 |  | 【第10回】 |  |  国際政治の理論:世界システム論 |  | 【第11回】 |  |  国際政治の理論:帝国論 |  | 【第12回】 |  |  国際政治の理論:コンストラクティヴィズム |  | 【第13回】 |  |  政策決定理論 |  | 【第14回】 |  |  冷戦後の国際政治 |  | 【第15回】 |  |  まとめ |   
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