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授業の概要(ねらい) | 
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 比較政治学は政治学を構成する主要な下位分野の一つです。実は皆さんも日頃、無意識に比較政治学的な思考を行っているのではないでしょうか。たとえば、日本の政治と、アメリカやイギリスなど外国の政治を比べ、選挙制度の違い等を考えたりしているのではないでしょうか。あるいは、日本などの先進国と比べると、途上国では政治や社会が不安定であり、そのため貧困やテロといった深刻な問題に直面していると認識しているのではないでしょうか。比較政治学とは、こうした思考をより理論的に行う学問であると言えます。  本授業では、国家、市民社会、ナショナリズム、内戦、政治体制といった、比較政治学における代表的なテーマについて詳しく学習します。
		 
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授業の到達目標 | 
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 ①比較政治学の基礎的知識を習得できるようになります。  ②日本の政治や他の国々の政治について理論的に比較できるようになります。  ③日々の政治ニュースの背景等がより深く理解できるようになり、政治に対する関心が一層深まります。
		 
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成績評価の方法および基準 | 
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 期末試験と平常点に基づき評価します。それぞれの割合は、期末試験:80%、平常点:20%です。授業態度が悪い場合は欠席扱いとすることもありますので注意してください。
		 
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教科書・参考書 | 
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 教科書は特に指定しませんが、授業中に参考文献を紹介します。また、参考資料も適宜配布する予定です。
		 
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準備学修の内容 | 
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 ①参考文献の該当部分を授業前に読んでおいてください。  ②テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどで、日頃から各国の政治の動きを知るよう努めてください。  ③英語メディアにも挑戦してください。
		 
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その他履修上の注意事項 | 
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 ①秋期に開講予定の比較政治学Ⅱも受講してください。  ②しっかりとした問題意識をもって授業に参加してください。質問は大歓迎です。疑問点、わからない点などがあれば授業後に聞いてください。
		 
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各回の授業内容 | 
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| 【第1回】 |  |  イントロダクション |  | 【第2回】 |  |  比較政治学とは何か |  | 【第3回】 |  |  国家建設:西欧のケース |  | 【第4回】 |  |  国家建設:非西欧のケース |  | 【第5回】 |  |  市民社会の台頭 |  | 【第6回】 |  |  市民社会の政治的効果 |  | 【第7回】 |  |  ナショナリズムの性格 |  | 【第8回】 |  |  内戦 |  | 【第9回】 |  |  内戦の経済的・社会的要因 |  | 【第10回】 |  |  内戦の政治的要因 |  | 【第11回】 |  |  政治体制の類型 |  | 【第12回】 |  |  民主化の歴史的展開 |  | 【第13回】 |  |  民主主義体制の定義 |  | 【第14回】 |  |  民主主義体制の下位類型 |  | 【第15回】 |  |  まとめ |   
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