Web Syllabus(講義概要)

　小学校段階のものに焦点を当てて、教育課程の意味、構造、内容の構成、及びその編成のあり方はについて基本的なことについて検討し、教育課程の構成原理、教科・領域等の構成、教育課程・指導計画の作成、教育課程の開発・評価のあり方について具体的に論ずる。
　さらに、平成期の教育課程行政の展開を整理し、現行学習指導要領（平成20年改訂）及び新学習指導要領（平成29年改訂）について、それらを対比しながら新学習指導要領が実現を目指す教育の特色を明らかにする。

　小学校の教育を進める上で必要な教育課程にかかわる基礎的な素養を身につける。具体的には以下の通り。
　①教育課程について、その意味、内容、構成原理などについて理解すること。
　②平成20年改訂小学校学習指導要領に基づく教育課程で配慮すべきことを理解すること。
　③現行学習指導要領と対比して新学習指導要領が実現を目指す教育について理解すること。

　授業中における「振り返り（感想）」、レポート（数回）と試験により総合的に評価する。おおむね、「振り返り（感想）」20％、レポート30％、試験50％で評価する。

　『平成20年改訂小・中学校学習指導要領及びその解説の総則編』（文部科学省、2008）及び『平成29年改訂小・中学校学習指導要領』（文部科学省、2017）は必ず購入すること。その他は、プリント等を準備して講義する。参考文献は適宜紹介する。なお、今年夏休み以降に『平成29年改訂小・中学校学習指導要領解説　総則編』（文部科学省、2017）が発行される予定となっているので、これらも必ず購入すること。

　中央教育審議会答申（H29.12.21）を文部科学省ホームページよりダウンロードし、読んでおくこと。また、小学校の教科書、小学校の学習指導要領を読んでおくこと。

　数回のレポートの提出については、レポート・テーマについて配布資料、講義、及び参考文献等を参照してまとめることになる。原則として、個人またはグループのレポート発表を参考にして改善レポートを提出することを義務づける。提出期限を厳守すること。