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授業の概要(ねらい) | 
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 4年生は教育実習を経て、教員になるための確かな手応えと様々な課題を見出したところである。中でも、理科指導において不安を覚える学生は多いと考える。大学でのこれまでの学びは、教科指導法(理科)で模擬授業を経験したもののその内容は僅かであり、器具を扱っての観察・実験の技能とその指導技術は不十分である。  そこで本講座では、より小学校教育現場を想定した実践的な経験を積むことで、観察・実験の技能と指導、問題解決の過程を経た指導内容の習得をねらいとする。
		 
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| 2. | 
 
授業の到達目標 | 
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 ・小学校理科における主な観察・実験器具の扱いとその指導技術を習得する。  ・理科における問題解決学習の過程を踏まえた指導の展開を実践的に学び、その意義と指導法を身につける。 
		 
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| 3. | 
 
成績評価の方法および基準 | 
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 ・平常点:70% 授業での実践  ・提出物:30% 授業振り返り、学習記録
		 
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| 4. | 
 
教科書・参考書 | 
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 ・文部科学省『小学校学習指導要領解説-理科編』大日本図書株式会社
		 
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準備学修の内容 | 
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 ・教育実習で感じた課題を整理しておくこと。  ・理科指導における問題解決学習の在り方を復習すること。  ・小学校理科で扱う主な観察・実験器具を把握しておくこと。
		 
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| 6. | 
 
その他履修上の注意事項 | 
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 観察・実験器具の扱いや問題解決の授業を踏まえた指導技術を習得するために、学生自身が授業を実践する機会を多く設定するので、教材研究とその準備、予備実験などに確実に精力的に取り組むことを履修の条件とする。
		 
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| 7. | 
 
各回の授業内容 | 
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| 【第1回】 |  |  理科教育の意義を学びその魅力を感じる。今後の授業計画を作成する。 |  | 【第2回】 |  |  実技研修(器具の扱い方)指導の授業実習の準備をする。 |  | 【第3回】 |  |  実技研修①「加熱器具(アルコールランプなど)」「計量機器(上皿天秤など)」の授業実習を行う。 |  | 【第4回】 |  |  実技研修②「観察器具(星座早見盤など)」「薬品の扱い」の授業実習を行う。 |  | 【第5回】 |  |  実技研修③「電気関連器具(電流計など)」の授業実習を行う。 |  | 【第6回】 |  |  問題解決の過程に沿った授業実習の準備をする。 |  | 【第7回】 |  |  授業実習①3年「風やゴムの働き」その1を行う。 |  | 【第8回】 |  |  授業実習②3年「風やゴムの働き」その2を行う。 |  | 【第9回】 |  |  授業実習③4年「金属、水、空気と温度」その1を行う。 |  | 【第10回】 |  |  授業実習④4年「金属、水、空気と温度」その2を行う。 |  | 【第11回】 |  |  授業実習⑤5年「植物の発芽」その1を行う。 |  | 【第12回】 |  |  授業実習⑥5年「植物の発芽」その2を行う。 |  | 【第13回】 |  |  授業実習⑦6年「水溶液の性質」その1を行う。 |  | 【第14回】 |  |  授業実習⑧6年「水溶液の性質」その2を行う。 |  | 【第15回】 |  |  学習記録のまとめをする。 |   
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