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授業の概要(ねらい) | 
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 現代社会においてスポーツは、人間の生活に不可欠な文化となっています。しかし、その意義や価値は多様化していると言えるでしょう。そして、スポーツの盛衰は、常に社会の変化と共にあり、スポーツを享受し、発展させ、さらに後代へと伝えるためには、「スポーツとは何か」という問いを持つことが必要とされます。言い換えれば、スポーツを客観的に捉え、学術的に考察する態度が求められているのです。本授業では、歴史的観点からスポーツについて考察していきます。具体的には、まずスポーツの歴史的変遷について解説し、その上でこれからのスポーツの在り方について議論をしていきます。
		 
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授業の到達目標 | 
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 ・スポーツの文化的特徴について、歴史的変遷に合わせて説明することができる。  ・我が国の体育・スポーツの歴史について、説明することができる。  ・これからのスポーツの在り方について、自らの意見を提示することができる。
		 
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成績評価の方法および基準 | 
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 ・授業への取り組み(受講態度、授業内での発言、リフレクションシート等)(40%)  ・中間レポート(30%)  ・期末レポート(30%)  ※授業回数の3分の2以上の出席者を評価の対象とします。
		 
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教科書・参考書 | 
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 テキスト:使用しません。授業内に資料を配布します。  参考文献:木村吉次編著『体育・スポーツ史概論』市村出版、新井博・榊原浩晃編著『スポーツの歴史と文化』道和書院、稲垣正浩・谷釜了正編著『スポーツ史講義』大修館書店、玉木正之『スポーツとは何か』講談社現代新書、多木浩二『スポーツを考える:身体・資本・ナショナリズム』筑摩書房。その他、適宜授業内で紹介します。
		 
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準備学修の内容 | 
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 ・授業後は必ず復習を行い、要点を整理するようにして下さい。  ・授業で得た知識を自己の生活と関連付けて思考するように努めて下さい。  ・日本史、世界史に関する知識が求められますので、苦手な人は予め準備をしておくことを勧めます。
		 
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その他履修上の注意事項 | 
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 ・体育・スポーツを“学術的”“客観的”“論理的”に学ぶことに熱意を持って、履修して下さい。
		 
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各回の授業内容 | 
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| 【第1回】 |  |  オリエンテーション(授業の進め方、評価方法等について) |  | 【第2回】 |  |  スポーツの見方―スポーツに関わる問題と学問領域― |  | 【第3回】 |  |  人類の誕生・進化とスポーツ |  | 【第4回】 |  |  古代のスポーツ―古代ギリシア、古代ローマを中心に― |  | 【第5回】 |  |  中世のスポーツ―中世ヨーロッパを中心に― |  | 【第6回】 |  |  近代社会と近代スポーツ |  | 【第7回】 |  |  アスレティシズムとオリンピズム |  | 【第8回】 |  |  軍国主義と国民体育、中間レポートの作成 |  | 【第9回】 |  |  日本の体育・スポーツ①―近代以前― |  | 【第10回】 |  |  日本の体育・スポーツ②―近代以後― |  | 【第11回】 |  |  日本の体育・スポーツ③―戦後から現代まで― |  | 【第12回】 |  |  現代スポーツと世界情勢(ゲストスピーカーから現場の声を聴く) |  | 【第13回】 |  |  体育・スポーツ科学研究の動向 |  | 【第14回】 |  |  これからのスポーツの在り方に関するディスカッション |  | 【第15回】 |  |  授業のまとめ、期末レポートの作成 |   
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