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授業の概要(ねらい) | 
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 考古学の主な研究対象は住居や墓穴などの遺構、土器や石器などの遺物である。これらの資料を記録し、活用するためにはさまざまな知識と技術が必要となる。そこで実際の資料をもとに、それら知識と技術を学ぶことを本科目の目的とする。春期では、帝京大学史学科で発掘調査した荒川台遺跡出土石器の観察・実測を行なう。その際、石器製作実験も実施し、その結果と実際の遺物との比較をする。その後、遺物や遺構などの測量をどのように行なうのかを、トランシットやレベル・平板などの測量器具を用いて学ぶ。
		 
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授業の到達目標 | 
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 1.石器の形・製作技術に関する基礎的知識を身につけ、石器の観察能力を修得する。  2.地形・遺物・遺構の基礎的測量方法を学ぶ。
		 
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成績評価の方法および基準 | 
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 授業計画の項目で作成した資料はすべてレポートとして提出し、出席とレポートをもとに評価する。出席しないとレポートの作成は困難となる。
		 
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教科書・参考書 | 
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 資料を配布するので、特にテキストはない。作業に必要な小型三角定規・硬質鉛筆は各自が用意する。デバイダー、ケント紙、グラフ用紙などは実習室で準備する。
		 
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準備学修の内容 | 
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 博物館や遺跡などを見学し、様々な考古学資料を観察する。
		 
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その他履修上の注意事項 | 
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 実習室からの遺物・原図、測量器具の持ち出しは厳禁である。
		 
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各回の授業内容 | 
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| 【第1回】 |  |  導入:帝京大学周辺の地形観察と資源探索 |  | 【第2回】 |  |  大栗川での石材採集 |  | 【第3回】 |  |  石器使用実験 |  | 【第4回】 |  |  石器の観察(1) |  | 【第5回】 |  |  石器の観察(2) |  | 【第6回】 |  |  石器の接合・観察(1) |  | 【第7回】 |  |  石器の接合・観察(2) |  | 【第8回】 |  |  石器の実測(1) |  | 【第9回】 |  |  石器の実測(2) |  | 【第10回】 |  |  石器の実測(3) |  | 【第11回】 |  |  石器の実測(4) |  | 【第12回】 |  |  石器の実測(5) |  | 【第13回】 |  |  トランシット、レベル、平板の取り扱い |  | 【第14回】 |  |  トラバース測量と平板測量 |  | 【第15回】 |  |  遺物・遺構の模擬測量 |   
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