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授業の概要(ねらい) | 
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 この授業では、質的調査法を用いた調査計画を立案し、データ取得、データ分析、調査報告を書くところまでを体験することを目標とします。受講人数は最大20名です。人間学基礎セミナーⅠ(森玲奈担当)と関連性が高く、かつ、より高度な内容を扱うため、連続履修を推奨します。
		 
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授業の到達目標 | 
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 ①学生は、質的調査法とは何かについて、学術的に学ぶ。  ②学生は、インタビュー法や観察法の具体的な実践を通じて学ぶ。  ③学生は、「人」と接点を持ちながら自ら「動きつつ」調査するために必要な留意点、心構え、スキルを説明できる。  ④学生は、質的データを分析しながら報告を書く方法を深く学ぶ。
		 
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成績評価の方法および基準 | 
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 中間課題(30%)  最終課題:発表(40%)  最終課題:レポート(30%)  ※4回以上の欠席者は原則、評価の対象としない。  調査法を実習や講義を通じて学ぶ中で   1)自ら問いを立てる力   2)調査計画を立てる力   3)調査を丁寧に実行する力   4)調査結果を分析し表現する力  の4点を特に評価します。  調査過程における独創的な視点、それに対する独自の検討がある場合、実習等への積極的な参加・貢献が認められた場合、それを高く評価します。
		 
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教科書・参考書 | 
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 伊藤哲司・田中共子・能智正博『動きながら識る、関わりながら考える-心理学における質的研究の実践-』ナカニシヤ出版  無藤隆・やまだようこ・南博文・麻生武・サトウタツヤ『質的心理学』新曜社
		 
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準備学修の内容 | 
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 中間課題や最終課題に向けて、事前学習課題を出すことがあります。 
		 
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その他履修上の注意事項 | 
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 質的調査法に関する基礎知識は『人間学基礎セミナーⅠ』で習得しているものとして、発展的な学習を進めますが、履修していない方には補足の資料を使って学習支援をします。皆さんの主体的な参与を期待しています。なお、受講生の興味関心により、授業で扱う内容及び順番を一部変更することがあります。 受講生の興味関心により、授業で扱う内容及び順番を一部変更することがあります。
		 
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| 7. | 
 
各回の授業内容 | 
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| 【第1回】 |  |  ガイダンス(受講にあたっての説明) |  | 【第2回】 |  |  質的調査法の概説 |  | 【第3回】 |  |  インタビュー法を使った研究事例紹介(1) |  | 【第4回】 |  |  ゲストを招いての対話型プログラム |  | 【第5回】 |  |  観察法を用いた研究事例紹介(1) |  | 【第6回】 |  |  中間課題:調査実習 |  | 【第7回】 |  |  中間課題:調査実習の発表・講評 |  | 【第8回】 |  |  インタビュー法を用いた研究事例紹介(2) |  | 【第9回】 |  |  観察法を用いた研究事例紹介(2) |  | 【第10回】 |  |  最終課題:調査計画の立案(テーマの検討) |  | 【第11回】 |  |  最終課題:調査計画の立案(計画書作成・準備の検討) |  | 【第12回】 |  |  最終課題:調査データの取得方法検討 |  | 【第13回】 |  |  最終課題:調査データの分析 |  | 【第14回】 |  |  調査実習の発表(1) |  | 【第15回】 |  |  調査実習の発表(2) |   
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