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授業の概要(ねらい) |
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日本は「観光立国」を宣言し、それを推進する観光庁を設置して観光産業に本格的に力を入れる態勢が整ってきた。今やツーリズム産業は日本の基幹産業に成長し、「21世紀のリーディング産業」として大いに期待されている。 訪日外国人観光客(インバウンド)も'16に2400万人に達し、'20に4000万人を目標に誘客活動が展開されている。 その中心的な役割を担う宿泊産業(ホテル・旅館)の存在は益々重要度を増している。一方、宿泊施設不足が大きな問題になっているのも事実で、「民泊」や「簡易宿泊所」などの整備が急がれている。 今後、'20東京オリンピックに向け「ホスピタリティ(おもてなし)」の態勢づくりも強く求められている。 ホテル業界も一流外資系ホテルの進出で既存ホテルとの競争が激化している中、人材不足も懸念されている。 そのため、日本人客だけでなく外国人客に対してもホテル・旅館における顧客満足向上のための「おもてなし」教育が強く求められている。また、町家・古民家などを宿泊施設に転用するなどの新しい動きも出てきている。 本講座では、宿泊産業発展の歴史・現状、業務内容、ホスピタリティ・マネジメント、経営形態(所有・経営・運営)、国内外のホテルチェーン、魅力的な集客対策、今後の課題(環境対策)等、最新情報を織り交ぜて幅広く学んでいく。また、ホテル・旅館をはじめとする宿泊産業全般の最新情報も事例としてとりあげたい。
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授業の到達目標 |
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宿泊施設の歴史・現状、「おもてなし」教育と顧客満足(CS)、CSと従業員満足(ES)、組織・業務内容、集客のための魅力ある企画商品、ホテル・旅館をはじめとする宿泊産業界の取り組み等の基本的な事項についての理解を期待したい。
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成績評価の方法および基準 |
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授業への参加・取り組み度を30%、期末試験・レポート結果を70%として総合的に評価する。興味を持った宿泊施設に関する自主研究の発表をした学生(希望者)には成績加点する。
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教科書・参考書 |
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テキストは使用しない。毎回テーマに応じた講義プリントを配付する。 参考文献:『ホテル・ビジネスブック』中央経済社 『ホスピタリティ・ビジネスの人材育成』白桃書房 『基本 ホテル経営教本』柴田書店 『サービスを超える瞬間』かんき出版 ほか
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準備学修の内容 |
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前週に資料収集(書籍・専門誌・インターネット等から)の内容を連絡するので、準備して授業に臨むこと。 また、授業の最初に「前回の授業のポイント」を発表してもらうので、よく復習しておくこと。
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その他履修上の注意事項 |
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インターネット・新聞・雑誌・書籍等を通して社会の動向に強い関心を持ち、自分の目・頭で問題を整理し、対処法を考えることが重要。講義は一方的にならないようにしたいため、積極的な発言・発表の機会を設けたい。 なお、大学で「何を・どのように学び自分自身を成長させたらよいか」についても、その都度指導していきたい。 この授業はスタート時から授業中の私語や居眠りはない。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 授業方針・講義計画説明 | 【第2回】 | 宿泊産業界の現状(ホテル・旅館と観光庁の宿泊政策) | 【第3回】 | 宿泊施設と外国人誘客(インバウンド)政策 | 【第4回】 | 宿泊産業界の現状と将来('20東京オリンピックに向けて) | 【第5回】 | 宿泊産業発展の歴史(1) | 【第6回】 | 宿泊産業発展の歴史(2) | 【第7回】 | ホテルとホスピタリティ・マネジメント(顧客満足と従業員満足の相関性) | 【第8回】 | ホテルマネジメントを知る(所有・経営・運営) | 【第9回】 | ホスピタリティ・ビジネス(「おもてなし」を活用したビジネス) | 【第10回】 | 宿泊施設に関する自主研究発表(希望者) | 【第11回】 | 宿泊施設の組織・機能・客層、支配人等の役割 | 【第12回】 | ホテル・旅館の部門別業務内容(宿泊・レストラン・宴会) | 【第13回】 | ホテル・旅館の部門別業務内容(企画宣伝・セールス・マーケッティング・ブライダル) | 【第14回】 | ホテル・旅館の誘客企画商品(事例研究) | 【第15回】 | 宿泊事業のまとめ・試験 |
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