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授業の概要(ねらい) | 
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 この講座は、①財政に関する文献の輪読、②財政の諸課題をテーマとする学生自らの手による資料収集・レジュメの作成・ゼミでの発表・討論、などを通じて財政問題に対する分析能力を高めるとともに、卒業後の社会生活におけるプレゼンテーション能力を身につけることを目的とする。  さらに、秋学期終了時に、『帝京経済学生論集』へゼミ論文を掲載することを最終目標とする。  この講座は、こうした財政学の視点から現代の財政問題について考察する後期の演習である。
		 
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| 2. | 
 
授業の到達目標 | 
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 ・学生が、プレゼンテーション・討論を通じて、実社会で必要となる資料の作成・発表能力を修得する。  ・学生が、現代社会における財政の役割を説明できる。  ・学生が、現代財政が抱える課題を分析できる。  ・学生が、学術論文を執筆できる。
		 
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| 3. | 
 
成績評価の方法および基準 | 
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 発表時のプレゼン・レジュメ内容(30%)、討論時の討論内容(30%)、期末課題レポートの内容(40%)などを踏まえて、総合的に評価する。  なお、出席率が2/3未満の学生は、元々「成績評価の対象外」であるので注意すること。
		 
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| 4. | 
 
教科書・参考書 | 
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 テキスト:神野直彦『「分かち合い」の経済学』岩波書店、2010年(740円+税)  参考文献:神野直彦『財政のしくみがわかる本』岩波書店、2007年(800円+税)       神野直彦『財政学〔改訂版〕』有斐閣、2007年(3,200円+税)       高井 正『地方独自課税の理論と現実』日本経済評論社、2013年(3,800円+税)
		 
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| 5. | 
 
準備学修の内容 | 
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 ・テキストによる予習  ・報告担当時におけるレジュメの作成  ・報告担当外の場合の討論コメントの準備  ・期末課題レポートの作成
		 
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その他履修上の注意事項 | 
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 ・3年次の科目として配当されている「財政政策論Ⅰ・Ⅱ」の講義を履修することを希望する。  ・春学期の講座である「演習Ⅰ」との連続履修を希望する。  ・授業を集中して受講する学生を希望する(私語は厳禁。退席を求める場合もある)。
		 
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| 7. | 
 
各回の授業内容 | 
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| 【第1回】 |  |  ガイダンス―各ゼミ生による執筆論文テーマ・構成案の発表 |  | 【第2回】 |  |  テキスト第1章(「分かち合い」とは)の発表・討論 |  | 【第3回】 |  |  テキスト第2章(ブレトン・ウッズ体制の確立)の発表・討論 |  | 【第4回】 |  |  テキスト第2章(ブレトン・ウッズ体制の崩壊)の発表・討論 |  | 【第5回】 |  |  テキスト第3章(格差・貧困に苦悩する日本)の発表・討論 |  | 【第6回】 |  |  テキスト第4章(新たな社会の構想)の発表・討論 |  | 【第7回】 |  |  各ゼミ生による執筆論文(第1稿)の発表・検討 |  | 【第8回】 |  |  キャリアガイダンス |  | 【第9回】 |  |  テキスト第5章(財政の使命)の発表・討論 |  | 【第10回】 |  |  テキスト第6章(ワークフェア国家への転換)の発表・討論 |  | 【第11回】 |  |  テキスト第7章(知識社会に向けて)の発表・討論 |  | 【第12回】 |  |  各ゼミ生による執筆論文(第2稿)の発表・検討 |  | 【第13回】 |  |  各ゼミ生による執筆論文(第3稿)の発表・検討、期末課題レポートの出題 |  | 【第14回】 |  |  各ゼミ生による執筆論文(最終稿)の提出・検討、期末課題レポートの提出 |  | 【第15回】 |  |  各ゼミ生による執筆論文(最終修正稿)の確認・修正 |   
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