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授業の概要(ねらい) |
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インターネット・テレビ・新聞などで、経済に関するニュースを伝えているのを皆さんもよくみていると思います。金融危機、TPP、アベノミクス…。 しかし、ニュースでみる経済現象の多くについて、我々は現実に観察をすることができないため、遠い場所での出来事のように思われるかも知れません。この講義では、ニュースで流れるような経済現象を理解する為の経済学の知識を身につけることを目的とします。 講義では以下のトピックスを扱います。 (1)一国の経済を測る為の「GDP」とは何か? (2)一国の経済が成長する為には何が必要か (3)消費者の行動 (4)企業の行動 (5)労働市場と失業 (6)政府の役割 「入門マクロ経済学Ⅱ」では、(5)~(6)までを扱っていきます。
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授業の到達目標 |
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個人の消費・貯蓄行動、企業の投資・生産活動、政府の担う政策が経済に与える影響について理解をすること。
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成績評価の方法および基準 |
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期末試験(80%)、中間テスト(20%)に加えて、授業への参加度・発言を評価する。
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教科書・参考書 |
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柴田章久・宇南山卓『マクロ経済学の第一歩』有斐閣ストゥディア
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準備学修の内容 |
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講義前に教科書を読み、講義の後に復習をすることが望ましい。自分が学んだことを周りの人に自分の言葉で伝えることは、学習の強い助けになる。
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その他履修上の注意事項 |
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講義では折に触れて受講生に質問する。その機会に積極的に発言することで講義に参加することを要望する。具体的な講義のルールについては初回に伝える。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | マクロ経済学の基礎 ― 分析方法、基礎概念 ― | 【第2回】 | 労働市場と失業① ― 労働需要・労働供給の決まり方 ― | 【第3回】 | 労働市場と失業② ― 賃金の下方硬直性と失業の発生 ― | 【第4回】 | 労働市場と失業③ ― 労働市場の特殊性 ― | 【第5回】 | 所得分配と格差① ― 分配面のGDPから労働への分配を考える ― | 【第6回】 | 所得分配と格差② ― 平等をいかに確保するか。分配の把握の仕方 ― | 【第7回】 | 再配分政策 ― 税・補助金・社会保険による再配分 ― | 【第8回】 | 前半の復習 | 【第9回】 | 政府支出の役割① ― 政府支出を増やすことの効果 ― | 【第10回】 | 政府支出の役割② ― 政府支出を増やすことの限界 ― | 【第11回】 | 政府支出の役割③ ― 長期的な政策課題。経済成長のための政府の役割 ― | 【第12回】 | 少子高齢化① ― 日本の人口動態と少子高齢化による問題 ― | 【第13回】 | 少子高齢化② ― 社会保険の維持 ― | 【第14回】 | 財政の持続可能性 | 【第15回】 | 後半の復習 |
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