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授業の概要(ねらい) | 
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 “廃棄物”とは“使っていた人にとって不要になったもの”であるが、一方では“資源の宝”である。たとえば金の含有率は、金鉱石より廃パソコンの方が高い。それゆえに“都市鉱山”と呼ばれる。原料から製品を作り出す産業を“動脈産業”とすれば、廃棄物からリサイクルして製品やエネルギーを産み出す産業を“静脈産業”と呼んでいる。ここでは、これから有望で就職にも有利な“静脈産業”の核心にせまる。 また教員自らが開発したリサイクル技術も含めて学ぶ。
		 
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| 2. | 
 
授業の到達目標 | 
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 廃棄物とは何か?それらをいかに処理するか?いかに資源化するか?いかに循環型社会を実現させるか?を考え、その方法を家族や友人たちに説明できる。 
		 
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| 3. | 
 
成績評価の方法および基準 | 
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 レポート点(40点)期末テスト(60点)。欠席と遅刻は減点する。質問に正解の場合に加点し、自主レポートには特別加点あり。 
		 
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教科書・参考書 | 
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 使用しないで最新の資料・情報を用いる
		 
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準備学修の内容 | 
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 新聞記事やニュースなどから廃棄物とその活用に関心をもつ。 
		 
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その他履修上の注意事項 | 
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 産業廃棄物にはどんなものがあるか?を知ること。それらをいかにリサイクルして資源にするかを理解する。また、動脈産業だけでなく、リサイクルなど静脈産業も君たちの進路就職の選択肢であることを考える。
		 
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| 7. | 
 
各回の授業内容 | 
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| 【第1回】 |  |  廃棄物とは?その魅力と処理の難かしさ |  | 【第2回】 |  |  生ゴミとその処理~ディスポーザーによる減量化・バイオマス発電・コンポスト(堆肥)化 |  | 【第3回】 |  |  産業廃棄物の種別と内容 |  | 【第4回】 |  |  産業廃棄物の処理法~埋め立て地はもうない |  | 【第5回】 |  |  産業廃棄物の処理法~焼却はダイオキシンに注意! |  | 【第6回】 |  |  3Rとは?~リデュース・リユース・リサイクル |  | 【第7回】 |  |  リサイクルとは?~ケミカルリサイクル・サーマルリサイクル・マテリアルリサイクル |  | 【第8回】 |  |  ケミカルリサイクル その1 分解して、原料に戻したり、油に変える |  | 【第9回】 |  |  ケミカルリサイクル その2 製鉄用コークスの代わり |  | 【第10回】 |  |  マテリアルリサイクル その1 工場内リサイクルとフィールドリサイクル |  | 【第11回】 |  |  マテリアルリサイクル その2 フィールドリサイクルの難しさ |  | 【第12回】 |  |  プラスチック・ゴムのマテリアルリサイクル~我々の開発事例 |  | 【第13回】 |  |  古紙・アルミ・鉄・ガラス製品のリサイクル |  | 【第14回】 |  |  ペットボトルとキャップのリサイクル~仲間が始めた「キャップ収集運動」は海外へ発展中 |  | 【第15回】 |  |  全員討論~卒業後“静脈産業”で活躍するには? |   
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