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授業の概要(ねらい) | 
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 研究レポートの作成、プレゼンテーション、データの統計的分析など、心理学科の他の授業を履修する上で必要になる各種コンピュータ技術の実習を行う。
		 
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授業の到達目標 | 
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 パワーポイントを使って、プレゼンテーション資料を作成することができる。文章の羅列ではなく、相手に伝えることを意識した効果的なスライドの作成を目指す。また、パワーポイントを利用した実験配置図、概念図、モデル図など心理学のレポート作成で必要な作図のスキルを学ぶ。  エクセルを使って、データを集計することができる。また心理学の領域で求められる正しい形式の表、グラフを作成することができる。  統計学の初歩を理解し、統計分析言語「R」を使って、データのt検定、χ2検定、相関、回帰など簡単な検定や分析ができる。  ワードを使って目的、方法、結果、考察、引用文献で構成された基本的な心理学実験のレポートを作成する事ができる。パワーポイントやエクセル、R等で作成した図表をワードにまとめることができる。  実験計画法を理解し、コンピュータを用いて実験や調査を行うことができる。刺激作成、データ収集、分析といった心理学の調査や実験の一連の作業を実施できる。
		 
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| 3. | 
 
成績評価の方法および基準 | 
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 出席を重視する。随時、課題の提出を求め、その到達度などから総合的に評価する。
		 
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| 4. | 
 
教科書・参考書 | 
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 演習に必要な資料は適宜、配布の予定である。
		 
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| 5. | 
 
準備学修の内容 | 
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 積み重ねによる学習が求められるので、欠席したり、理解できないことを質問しないでそのままにしたりすれば、先に進めず、どんどんと遅れていくことになる。授業で分からなかった箇所については、十分に復習しておく必要がある。
		 
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| 6. | 
 
その他履修上の注意事項 | 
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 心理学情報処理演習IAとIBは形式上二つになっているが、1年間を通じた成績評価をする。このため、どちらか一方のみを取得することはできない。履修登録はそれぞれ春と秋に必要である。また授業を欠席すると単位取得は難しい。  データ保存用のUSBフラッシュメモリー(4G程度)を持ってこないと実習ができないので、必ず準備しておく事。
		 
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| 7. | 
 
各回の授業内容 | 
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| 【第1回】 |   授業の計画は変更の可能性がある。詳細は授業で伝える。  オリエンテーション、基本的なPCの使い方 |  | 【第2回】 |  |  Wordの使い方 |  | 【第3回】 |  |  PowerPointの使い方 |  | 【第4回】 |  |  Excelの使い方 |  | 【第5回】 |  |  グラフと表の作成(Excelで日本心理学会執筆投稿の手引き準拠) |  | 【第6回】 |  |  記述統計についての基本的な講義(変数の分類、代表値と散布度など) |  | 【第7回】 |  |  質問紙調査体験、データの集計(Excel) |  | 【第8回】 |  |  Rの使い方1:Rコマンダーの使い方、データの読み込み、記述統計 |  | 【第9回】 |  |  Rの使い方2:グラフの作成(日本心理学会執筆投稿の手引き準拠) |  | 【第10回】 |  |  実習:ExcelとRを使ってデータをまとめ、報告する。 |  | 【第11回】 |  |  推測統計についての基本的な講義:母集団推定、標準誤差など |  | 【第12回】 |  |  t検定について1:統計検定について簡単な講義、Rでt検定の練習 |  | 【第13回】 |  |  t検定について2:集計したデータの検定、結果の報告 |  | 【第14回】 |  |  実習:自分でデータを収集・集計し報告書にまとめる |  | 【第15回】 |  |  半期のまとめ |   
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