1. |
授業の概要(ねらい) |
|
本講義は、医療技術学部柔道整復学科及び経済学部地域経済学科の学生に加え、総合基礎科目として受講する学生諸君を対象にしています。従って、取り扱う内容については徒に範囲を広げることはせず、現代社会において問題となっている代表的な事項に絞って、なぜ問題となっているのか、今現在どのような対策がとられているのかについて理解してもらうことを一つの目標とします。さらに、学生諸君が、本講義で得た知識をもとに自分の専門領域に応じた自分なりの問題意識を持ってもらうことも大切な目標とします。具体的な授業概要は、以下の通りです: (1) 15回の授業を、4回または5回を1クールとして3クールに分け、3つの主要問題(メタボリック症候群、老年医学、高齢者介護)を扱います。 (2) 各クールにおいては、まず2-3回の講義を行い、基本的な事項を学んでもらいます。同時に、学生諸君には、自分なりの研究課題を自分で設定してもらい、最終回の授業中に発表・討論を行ってもらいます。さらに、全体のまとめとして1つのテーマを選んでレポートを提出してもらいます。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
1.医学・健康に関する現代の主要なトピックについて、自力で問題意識を持ち、課題を設定することが出来る。 2.1で設定した課題について自力で資料を調査し、まとめることが出来る。 3.2でまとめた内容を、分かり易くプレゼンテーションすることが出来る。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
授業中の発表・討論への参加態度(知識の正確さ、プレゼンテーションの方法など)(50%)、及び、レポート(50%)により評価します。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
教科書は指定しません。代わりに、講義資料を配布します。また、LMSを適宜利用して情報の伝達・共有を図ります。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
学部・学科をまたいだ科目であることを考えますと、細かな知識の準備学習を毎回の授業において要求することは現実的ではないものと考えています。それより、講義で学習した内容を復習した上で、自分の専門分野と関連する事項で興味の持てるものを自分で探し出し、研究してみることに力点を置いて下さい。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
自力で興味を持てる研究テーマを探せるように、自発的に取り組んで下さい。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 |
イントロダクション |
【第2回】 |
メタボリック症候群を理解するための基礎的事項 |
【第3回】 |
メタボリック症候群の臨床 |
【第4回】 |
発表・討論(その1) |
【第5回】 |
発表・討論(その2)、まとめの講義 |
【第6回】 |
老年医学1(老年医学とはどのような学問なのかについて学びます。) |
【第7回】 |
老年医学2(骨粗鬆症、骨折などの整形外科的疾患について学びます。) |
【第8回】 |
老年医学3(認知症など神経学的疾患について学びます。) |
【第9回】 |
発表・討論(その1) |
【第10回】 |
発表・討論(その2)、まとめの講義 |
【第11回】 |
高齢者介護学1(医療・介護・福祉サービスについて学びます) |
【第12回】 |
高齢者介護学2(施設ケア、在宅医療について学びます) |
【第13回】 |
発表・討論(その1) |
【第14回】 |
発表・討論(その2)、まとめの講義 |
【第15回】 |
レポート作成(教室にて相談に乗ります) |
|