Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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自動車整備実習4(Practice for Automobile Maintenance:Part4) 小林 敏明
3年 AT前期 専門科目選択 3単位
【機械・前】 17-1-0211-2642

1.
授業の概要(ねらい)

次の内容を学習する。
(1)電子制御エンジンの構造、機能
(2)ヘッドガスケット交換、およびタイミングベルト交換の整備
(3)電子制御エンジンの点検、調整(外部診断機使用)

2.
授業の到達目標

この授業のねらいは、自動車の電子制御エンジンの整備に必要な基本的な構造と機能を理解し、ヘッドガスケット交換およびタイミングベルト交換を実施できる整備の基本力を確実につけること。また、オシロスコープや発振機および外部診断機を使用して、電子制御エンジンの制御方法を理解すること。

3.
成績評価の方法および基準

成績評価の得点配分は、定期試験50%、課題レポート50%を基準として、授業態度を減点方式で評価する。 授業態度とは授業第1回の時に説明し配布する「実習作業の心得」を守ること。 なお課題レポートは、A4用紙縦に横書きでボールペンを使用し、全実習に対して各回の実習ごとに内容・課題等 をまとめ表紙に学籍番号・氏名を記入して定期試験日に提出する。

4.
教科書・参考書

教科書:
日本自動車整備振興会連合会発行(国土交通省自動車交通局監修)
 『三級自動車ガソリン・エンジン』
 『二級ガソリン自動車エンジン編』
使用教材:実習車両、外部診断機、ボードオンリフト他

5.
準備学修の内容

予習時間は1時間以上とし、指定された教科書、自動車構造論1のノート、配布資料等で各回の授業内容に関する項目について事前に読んでおくこと。
また、実習内容について課題が出るのでレポートにまとめること(2時間以上)。

6.
その他履修上の注意事項

◎授業は全て出席することが必要です。遅刻・早退・欠席のチェックを厳密に行う。
◎レポート用紙やノート等は各自で用意すること。
◎授業では、事前に購入した全員同一仕様のユニフォーム・帽子・安全靴を着用し、各自の工具を使用する。
◎自動車整備実習4は、オートモビル・テクノロジー・コース〔ATコース〕の必修科目で◆印です。

7.
各回の授業内容
【第1回】
車両取り扱いの注意事項、安全について、ボードオンリフトの取り扱い
【第2回】
電子制御エンジンの分解(ラジエータ、電装部品他)
【第3回】
電子制御エンジンの分解(タイミングベルト他)
【第4回】
電子制御エンジンの分解(ヘッドガスケツト他)
【第5回】
電子制御エンジン各部の点検、測定、洗浄、清掃作業
【第6回】
電子制御エンジンの組み付け(ヘッドガスケット他)
【第7回】
電子制御エンジンの組み付け(タイミングベルト他)
【第8回】
電子制御エンジンの組み付け(ラジエータ、電装部品他)
【第9回】
組み付け後の点検、調整(コンプレッション、点火時期、CO、HC測定)
【第10回】
試運転(実走または4輪シャシダイナモメータ)、電子回路の基礎
【第11回】
エンジン電装系の点検および故障探求
【第12回】
外部診断機を使用しエンジン電子制御の基礎について
【第13回】
電子制御エンジンのセンサ、アクチュエータの機能について
【第14回】
オシロスコープ、外部診断機を使用し各種制御について
【第15回】
テスト、まとめ
注:1回の授業時間は、3時限(90分×3)です。自動車整備実習4は、前期前半で実施します。