1. |
授業の概要(ねらい) |
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この授業では、前期の「航空宇宙工学演習1」と同様に、実社会の要求に対応できる基礎学力を確実に身につけるとともに、各種試験を受験する際に役立つような基礎科目および専門科目の知識を充実させることをねらいとします。
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2. |
授業の到達目標 |
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種々の現象の時間的変化の表現や解析に不可欠な「微分・積分,微分方程式」、多くのデータからその特徴を算出する「統計」,亜音速から超音速までの空気の流れを解析する「流体力学」,ロケットの基本等を学ぶ「ロケット工学」、機械設計に広く役立つ「航空機構造設計」,について,基礎を理解し,基本問題について解答できる。 英語の勉強法について理解を深め,TOEIC演習問題に慣れる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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原則として毎回、課題が出され、受講者はその答案を時間内に、あるいは宿題として指定期日までに提出することが必要です。問題内容に関連する事項の解説は適宜行ないます。休んだ場合は,そのときの担当教員に連絡して,指示に従うことが必要です。 各授業の課題答案の採点結果を合計して成績評価を行ないます。出席数や提出答案数が授業回数全体の2/3未満で,かつ成績評価が低いときは,成績評価は「資格なし」になります。
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4. |
教科書・参考書 |
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学期初めに予定表を掲示するので、それにしたがって、教科書、参考書、辞典、ノート、配布資料などを持参してください。
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5. |
準備学修の内容 |
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学期初めに予定表を掲示します。それを見て、必要な場合は事前の学習を行なってください。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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答案提出を重視します。欠席者はその授業の担当教員に連絡を取り、指示を受けてください。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
(第1回~第4回担当:芳谷直治) 微分、積分の基礎と応用(微積分の定義、微積分と関数グラフ,他) |
【第2回】 |
微分方程式の作り方(航空機の運動,熱プロセス) |
【第3回】 |
統計の基礎(正規分布,標準偏差,最小2乗法,回帰分析) 場所:CL教室 |
【第4回】 |
英語(必要性と勉強法,TOEIC演習問題など)
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【第5回】 |
(第5回~第8回担当:河村政昭)非圧縮性流体力学1(マノメータ、ピトー管) |
【第6回】 |
非圧縮性流体力学2(噴流、層流と乱流) |
【第7回】 |
非圧縮性流体力学3(空気抵抗、風洞実験) |
【第8回】 |
圧縮性流体力学1(レイリーのピトー管公式)
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【第9回】 |
(第9回~第12回担当:真子弘泰)ロケット工学概論1(ロケット全般) |
【第10回】 |
液体ロケットエンジン工学概論1(エンジン基本性能) |
【第11回】 |
液体ロケットエンジン工学概論2(燃焼器性能) |
【第12回】 |
液体ロケットエンジン工学概論3(高信頼設計) |
【第13回】 |
(第13回~第14回担当:平本隆)航空機構造設計1(剪断継手の破壊モードと強度) |
【第14回】 |
航空機構造設計2(剪断継手の設計、寸度設定と図面作成) |
【第15回】 |
(第15回担当:芳谷,河村,真子,平本)レポート課題等の指導,補講予備日 |
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