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授業の概要(ねらい) |
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『地域経済・社会を調査・分析する』 日本の地域経済・社会を分析し調査する方法を学ぶ。現代の日本の地域区分として、①中心地域②周辺地域Ⅲ縁辺地域の3つに区分して、それぞれの地域経済の特徴を分析します。分析の視点としては3つ取り上げて考察します。 1つは地域経済の産業構造の特徴を明らかにします。2つは地域の就業機会を示す地域労働市場の特徴を明らかにします。3つは、消費スタイルや居住スタイルを表す土地利用の特徴を明らかにします。分析方法としては、地図や地域統計による図表作成、主題図を利用して進めます。
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2. |
授業の到達目標 |
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地域経済・社会を分析する上での基本的な視点と分析方法を学びます。また地域経済の特徴の違いによって、その分析方法が変わることも学びます。農業地域の分析、工業地域の分析、商業・サービスギョウが集積する地域の分析の違いを学びます。こうした基本的分析視点と方法を身につけて、事例地域を自分で選択して、分析結果を報告する アクテイブラーニングの課題を実践します。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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講義時のワークシートや作業課題が30%、地域事例分析レポートが40%、到達度試験が30%として評価します。 講義回数の3分の2以上の出席が到達試験の受験資格とします。
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4. |
教科書・参考書 |
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講義時に指示します。
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5. |
準備学修の内容 |
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ワークシートや作業課題を確実に行うことです。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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地図や地域情報も含めて、地域に関心を持つ努力をしてください。新聞を読んでスクラップするしゅうかんを身につけましょう。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
ガイダンス:地域経済を分析する。基本視点①空間特性・地域経済圏②産業構造・産業連関③地域労働市場④消費構造⑤土地利用システム=居住システム
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【第2回】 |
日本の地域構造と地域経済区分(中心~周辺~縁辺) ①都市地域②工業地域③農林業地域④事例地域
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【第3回】 |
Ⅰ部 都市地域の地域経済 ①宇都宮地域の空間特性・地域経済圏
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【第4回】 |
②宇都宮地域の産業構造・産業連関 |
【第5回】 |
③宇都宮地域の消費構造(ライフスタイル)・居住システム |
【第6回】 |
地域経済分析の方法~各自の事例地域分析の課題提起
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【第7回】 |
Ⅱ部 工業地域の地域経済 ①山梨県郡内地域の空間構造・地域経済圏 |
【第8回】 |
②山梨県郡内地域の産業構造・産業連関 |
【第9回】 |
③山梨県郡内地域の消費構造と・居住システム |
【第10回】 |
Ⅲ部 農林業地域の地域経済 ①福島県西会津町の空間特性・地域経済圏
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【第11回】 |
②福島県西会津町の産業構造・産業連関 |
【第12回】 |
③福島県西会津町の消費構造と居住システム |
【第13回】 |
地域調査分析報告会① |
【第14回】 |
地域調査分析報告会② |
【第15回】 |
まとめと試験 |
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