1. |
授業の概要(ねらい) |
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取引の仕訳から、B/SおよびP/Lの作成まで体系的に学びます。 簿記は学問というよりエクササイズです。学ぶより馴れろ、です。 原則として毎回、自分で手書き記入することを行います。 簿記の知識ノウハウは、会計学はもちろん、コーポレート・ファイナンスや金融論など応用科目でも基礎となりますし、社会に出たときに得をする・役に立つものです。資格があれば就職にも有利になります。
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2. |
授業の到達目標 |
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仕訳ができて、勘定科目を理解した上、簡単な貸借対照表および損益計算書が作成できることを目指します。 日商簿記検定3級合格レベルです。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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日商は6月、11月および翌2月に簿記検定試験が行われます。3級に合格した人はS評価にします。全商は6月および翌1月に実施されます。評価は、期末試験7割、演習における取り組み姿勢3割で評価します。
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4. |
教科書・参考書 |
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こちらで作成したテキストおよび問題・解答用紙等を配布します。検定試験を受けない人は何も買う必要はありません。
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5. |
準備学修の内容 |
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テキストの該当する部分を事前に読んでおいてください。また授業で配布する確認テストを復習してください。鉛筆やボールペンを持参して下さい。紙はこちらで配布します。電卓(機能があれば携帯電話・スマホでも可)が必要な時は指示します。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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大学で簿記の単位を取得しても社会からは全く評価されません。しかし日商簿記の2・3級は数ある資格の中でも、英語と並んで最も人気があり世間の評価が極めて高い資格です。就活の資格特技欄にこれを記入できれば大いにプラスになります。本講義も検定試験向けの実践的なものになっています。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
秋期は日商簿記11月の検定試験までは春期の復習と問題演習を繰り返します。1度聞いたり書いたりしても検定試験には合格できません。最低3回は同じ学習を繰り返し叩き込む必要があります。演習としては、11月までに日商対策模試を3コマ、その後は全商過去問を5コマを予定しています。なお参考までに春期のカリキュラムは下記の通りです。
簿記の目的と種類 |
【第2回】 |
B/SとP/Lの構造 |
【第3回】 |
勘定科目・仕訳・転記 |
【第4回】 |
試算表・清算表 以上1~4で手続き一巡を学ぶ |
【第5回】 |
現金・預金取引 |
【第6回】 |
商品売買取引 |
【第7回】 |
掛取引・貸倒れの処理 |
【第8回】 |
手形取引 |
【第9回】 |
有価証券・固定資産取引 以上5~9で主な科目の取扱いを学ぶ |
【第10回】 |
決算整理 前 |
【第11回】 |
決算整理 後 |
【第12回】 |
帳簿組織 |
【第13回】 |
本支店会計 |
【第14回】 |
株式会社・個人企業の会計 |
【第15回】 |
まとめ・テスト |
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