1. |
授業の概要(ねらい) |
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・東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故による被災地及び被災住民の復旧・復興について学びます。 ・授業形式は講義を中心としますが、大学生に必要とされるコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力を高めるために、合計3回、グループによるディスカッションを実施します。
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2. |
授業の到達目標 |
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・原子力災害の状況と被災者・被災地域の復旧・復興計画のあるべき姿を学びます。 ・原子力エネルギーに依存しない日本のエネルギーバランスのあり方を理解します。 ・「災害復興」の最大の目標は「人間の復興」にあることを学び、倫理観を身につけます
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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・グループワーク(25%)、課題レポート(25%)、テスト(50点)で評価します。
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4. |
教科書・参考書 |
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・教科書:山川充夫(2013)『原災地復興の経済地理学』桜井書店 ・参考書:室崎益輝・岡田憲夫・中林一樹(2016)『災害対応ハンドブック』法律文化社
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5. |
準備学修の内容 |
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・教科書の当該章を予習してください。 ・新聞・雑誌・テレビ・インターネットなどを通じて原子力災害の問題と復旧・復興の現状を把握してください。 ・各回の授業を受講する際に必要な準備学修の具体的な内容については、授業の際に別途、書面にて指示します。またこのことはLMSにも掲載します。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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・この授業を通じて、受講生の皆さんが多様な価値観を持ちながらも、災害復興、特に原子力災害復興に関わる倫理観を身につけることを期待します。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
東日本大震災とは 地震と津波と原子力災害 |
【第2回】 |
国等の復興構想の諸原則 |
【第3回】 |
岩手・宮城県震災復興計画
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【第4回】 |
福島県復興ビジョンと福島県内4市の震災復興計画
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【第5回】 |
復習とグループワーク(1):原子力災害地域復興ビジョン・計画の作り方 |
【第6回】 |
原災とは何か&避難行動
テキスト 第1章を事前に読んでおくこと |
【第7回】 |
放射能除染と地域再生
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【第8回】 |
避難・仮設生活から帰還計画
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【第9回】 |
人間共同性回復の道
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【第10回】 |
復習とグループワーク(2):原子力災害避難者の生活再建のあり方
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【第11回】 |
震災&原災と商店街商工業者の苦悩と立ち上がり
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【第12回】 |
原発政策と立地選択
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【第13回】 |
再エネ選択とまちづくり
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【第14回】 |
復習とグループワーク(3):原子力被災地の経済復興のあり方
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【第15回】 |
総括とテスト |
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