Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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幾何学1(Geometry1) 上出 哲広
3年 前期 専門科目選択 1単位
【情電・前】 17-1-1581-3816

1.
授業の概要(ねらい)

本科目では、ユークリッド幾何学および射影幾何学の基礎について学習します。射影幾何学は、射影の概念を導入することによりユークリッド幾何学で扱われていた概念や定理などに対して見通しの良い別視点を与えます。本科目では、ユークリッド幾何学および射影幾何学における基本的な定理の理解を通して、平面上における直線、三角形および2次曲線に関する基本的性質について学習します。主に、以下のような定理およびそれらの応用について学習します。(1)チェバの定理。(2)メネラウスの定理。(3)パスカルの定理。(4)ブリアンションの定理。(5)デザルグの定理。

2.
授業の到達目標

本科目では以下を目標とします。(1)ユークリッド幾何学および射影幾何学における基本的な定理(チェバの定理、メネラウスの定理、パスカルの定理、ブリアンションの定理、デザルグの定理、等)を理解すること。(2)それら基本的な定理を応用できるようになること。

3.
成績評価の方法および基準

期末試験(30パーセント)、中間レポート(20パーセント)および小テスト(50パーセント、LMSで実施)により成績を評価します。

4.
教科書・参考書

教科書: なし。LMS上に教材(ビデオ教材、スライド、その他学習資料)を提示します。
参考書:
[1] 大田春外(著)『高校と大学をむすぶ幾何学』日本評論社。
[2] 西山亨(著)『数学のかんどころ19 射影幾何学の考え方』共立出版。
[3] 瀧澤精二(著)『幾何学入門(復刊 基礎数学シリーズ)』朝倉書店。

5.
準備学修の内容

本科目では、高等学校の「数学A」(図形)に関連する内容を習得していることを前提とします。当該内容について復習しておいてください。本科目では、演習問題を多数出題します。それら問題を解くことによって、予習・復習に努めて下さい。また、各回において、LMS上で小テスト(オンラインテスト)を実施します。各回の授業後にこの小テストを受験して下さい。各回の授業のビデオコンテンツがLMS上で配信されます。授業で分からなかった内容についてはこれらビデオコンテンツで復習して下さい。下位科目である「基礎数学」の補講ビデオコンテンツもLMS上で配信されます。基礎学力に自信がない場合はこれらビデオコンテンツも視聴して下さい。

6.
その他履修上の注意事項

授業ではLMSを使用します。各回の学習資料がLMS上に提示されます。授業には必ずこれら学習資料をプリントアウトして持ち込んで下さい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
導入:講義全体の概要・幾何学の歴史概要
【第2回】
ユークリッド幾何学(1): 平行線の公理・三角形の基礎
【第3回】
ユークリッド幾何学(2): ピタゴラスの定理とその発展・円の基礎
【第4回】
ユークリッド幾何学(3): 三角形の五心・オイラー線・九点円
【第5回】
ユークリッド幾何学(4): チェバの定理・メネラウスの定理
【第6回】
射影幾何学(1): 射影・複比・無限遠点・無限遠直線・デザルグの定理
【第7回】
射影幾何学(2): 双対原理・パスカルの定理・ブリアンションの定理
【第8回】
射影幾何学(3): 射影幾何学の定理・期末試験
【第9回】
以降、本授業では該当せず。
【第10回】
【第11回】
【第12回】
【第13回】
【第14回】
【第15回】