1. |
授業の概要(ねらい) |
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(1) 乗馬と乗馬療法の歴史と現在について概説し、その効用、実際について学びます。 (2) 現場で馬の扱い、介助の方法、レッスンプランの作成につき学習します。
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2. |
授業の到達目標 |
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1.乗馬と乗馬療法の歴史と現在について説明できます。 2.乗馬と乗馬療法が有効な疾患について解説できます。 3.乗馬と乗馬療法における馬についての知識を得て馬科学を理解します。 4. 乗馬と乗馬療法の実際につき体験し模擬レッスンができます。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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定期試験の結果,レポートにより評価します。
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4. |
教科書・参考書 |
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(1) 井原昌代(2012)『すべての障害者のための乗馬ガイドライン』鈴木印刷株式会社 (2) Hazel Reed and Jody Redhead (2002)『STAGE ONE Riding & Stable Management』Nova Publications (3) Hazel Reed and Jody Redhead(2001) 『STAGE TWO Riding & Stable Management』Nova Publications
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5. |
準備学修の内容 |
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(1) テキストを事前学習することを推奨します。 (2) 現場の実習では馬場の中での作業になりますので、ズボンと砂場で動きやすい靴、帽子を着用してください。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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講義は東京大学獣医衛生学部名誉教授 局博一先生、東京農業大学バイオセラピー学科准教授 川嶋舟先生、障がい者のための馬事普及協会副理事長 井原昌代、主任教授 井原正博が行います。 実習は宇都宮市平出町2777-1乗馬クラブエクピック 障がい者の為の馬事普及協会にて行います。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
乗馬療法とは、歴史、形態の違い |
【第2回】 |
乗馬療法の基本、役割、安全 |
【第3回】 |
乗馬体験 |
【第4回】 |
馬の進化、家畜化、人類とのかかわり、品種、毛色・白徴 |
【第5回】 |
馬の形態学、生理学、行動学の基礎 |
【第6回】 |
馬の運動科学(歩様、運動生理学、トレーニング) |
【第7回】 |
馬の疾患(運動器、呼吸循環器、消化器) |
【第8回】 |
介助の基本、乗馬で使用する一般馬具、特殊馬具 |
【第9回】 |
実習 馬の手入れ(グルーミング) |
【第10回】 |
実習 馬を曳く |
【第11回】 |
動物介在療法、馬による健康福祉の取り組み |
【第12回】 |
障がい者乗馬(ヒポセラピー)の研究方法と研究の概要 |
【第13回】 |
障がい者乗馬(ヒポセラピー)の研究事例 |
【第14回】 |
乗馬療法でみられる診断名、乗馬に不適切と思われる症状 |
【第15回】 |
実習 特殊な乗り方の体験 |
【第16回】 |
実習 乗馬療法における馬の扱い |
【第17回】 |
実習 乗馬療法レッスン介助体験 |
【第18回】 |
馬の取り扱いについて(馬の品種、性格、気性) |
【第19回】 |
馬の施設管理について(厩舎 馬の福祉 厩務作業、リスクマネジメント)
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【第20回】 |
実習 馬装体験 |
【第21回】 |
馬のトレーニング(馴致 調教 運動量) |
【第22回】 |
馬の栄養学(飼料 給餌量 給餌方法 栄養価) |
【第23回】 |
乗馬療法における発達障害及び精神障害 症例紹介(1) |
【第24回】 |
乗馬療法における身体障害 症例紹介(2) |
【第25回】 |
馬の繁殖と生産(繁殖 育成 調教 販売) |
【第26回】 |
馬の評価(体型 能力 せり) |
【第27回】 |
馬に関わる関連法規について(行政 動管法) |
【第28回】 |
馬の活躍する世界(競馬 馬術 乗馬) |
【第29回】 |
実習 模擬レッスン |
【第30回】 |
まとめ |
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