1. |
授業の概要(ねらい) |
|
エネルギー経済I及びⅡでは、エネルギー経済に関して、基礎的ではあるが本質的な事項の理解を深めることを目的としており、特に世界の一次エネルギーの主要な部分を占める石油・天然ガスの分野に主に焦点を当てることとしたい。秋学期(エネルギー経済Ⅱ)については石油・天然ガス産業を中心に取り扱う予定である。なお、以下に記載した授業の計画は暫定的なものであり、今後若干の変更が加えられる可能性がある旨御了承されたい。また、本講座は春学期(エネルギー経済I)を受講しない学生にも理解できるような授業内容を予定しているが、包括的なエネルギー経済の理解のために、学生は秋学期(エネルギー経済Ⅱ)に加えて春学期(エネルギー経済I)についても受講することが望ましい。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
マスメディア等を通じて入ってくる、石油・天然ガスを含む世界のエネルギー産業に関する数多ある情報に関し、正しく理解し考察する力をつけることを目標とする。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
レポート(授業内での作成を予定、エネルギー産業等に対する問題意識について確認するために実施)、小テスト(複数回の実施を予定、授業内容が理解できているかどうか確認することが目的)及び期末試験を基本とする。成績評価基準に占める割合はレポート5%、小テスト45%、定期試験50%程度の予定であるが、多少調整する可能性がある。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
必要と考えられる文献等は適宜配布する予定である。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
予習:配布資料等において予定される授業内容に該当する箇所につき事前に目を通しておく。 復習:授業内容(配布資料該当箇所、ノート等)につき再確認し、理解として定着させる。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
本講座では石油・天然ガス産業等やエネルギー経済の本質に触れて頂くべく、多少の専門知識を使用することを考えているが、学生でも理解が容易となるよう平易な解説を心がける予定である。ただ、学生は日頃から新聞、雑誌、テレビやインターネットといったメディアなどを通じて石油・天然ガスをはじめとしたエネルギーに関する情報に触れて自分なりに考える努力をされることが望ましい。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | ガイダンス | 【第2回】 | エネルギー産業等に関するレポート作成 | 【第3回】 | エネルギーに関する基礎:世界エネルギー情勢等 | 【第4回】 | 石油・天然ガス産業構造 | 【第5回】 | 石油・天然ガス産業の基礎①:石油・天然ガスの用途 | 【第6回】 | 石油・天然ガス産業の基礎②:資源量・埋蔵量の概念 | 【第7回】 | 石油・天然ガス産業の基礎③:石油・天然ガスの探鉱 | 【第8回】 | 石油・天然ガス産業の基礎④:石油・天然ガスの開発 | 【第9回】 | 石油・天然ガス産業の基礎⑤:石油・天然ガスの生産 | 【第10回】 | 石油・天然ガス産業の基礎⑥:石油・天然ガスの輸送・精製・販売 | 【第11回】 | 石油・天然ガス産業の基礎⑦:石油・天然ガスの産業を理解するうえで必要なその他の事項 | 【第12回】 | 石油・天然ガス産業の歴史:近代石油・天然ガス産業の始まり | 【第13回】 | 石油・天然ガス産業の歴史:セブンシスターズ、そしてOPECの時代 | 【第14回】 | 石油・天然ガス産業の歴史:2000年代以降の石油・天然ガス産業の状況 | 【第15回】 | 石油・天然ガス会社の戦略:良好な事業推進のために 総括 |
|