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授業の概要(ねらい) |
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アジアの人々と触れ合う機会は今やありふれたものになった。こうした日常の光景を目の当りにしながら、あなたは、自分がアジアについてはたしてどれだけ知っているだろうかと、自問したことがきっとあるに違いない。この授業は、日本の近隣の地域や周囲の国々の国情についてもっと知りたいと思っているあなたに向けて、「アジア理解」への扉を開くための、いわば「入門編」である。 授業では、アジアの今を理解する上で必須となる基礎知識の修得を目指している。ダイナミックな変貌を遂げてきたアジアを、経済、政治体制、国際関係の観点から俯瞰した後、各国の政治・経済情勢について概説する。私の現地での体験等も織り交ぜながら、わかりやすい授業を指向する。さらに、アジアで現在起きている重要な出来事についてもできるだけ取り上げる。ニュースやネットでの断片的な情報に左右されない、しっかりとしたアジア認識の軸を育てていきたい。
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授業の到達目標 |
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実社会で役に立つアジア情勢理解のための基本知識のストックを身につける。(例えば、新聞記事を読んで、会社の同僚等に説明できる。)
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成績評価の方法および基準 |
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毎回の出席及びコメントシートの提出(50%)と期末テスト(50%)に基づき、総合的に判定する。
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教科書・参考書 |
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参考文献 片山裕、大西裕(編)『アジアの政治経済入門(新版)』(有斐閣 2010年) 岩崎育夫『入門東南アジア近現代史』(講談社現代新書 2017年) 堀本武功、三輪博樹共著『現代南アジアの政治』(放送大学教育振興会 2012年)
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準備学修の内容 |
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できるだけ新聞、雑誌には目を通して、アジア関連の記事を読むよう心掛けてほしい。
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その他履修上の注意事項 |
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毎回、コメントシートの記入を求める。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 概説1:アジアの経済 | 【第3回】 | 概説2:アジアの政治体制 | 【第4回】 | 概説3:アジアを巡る国際関係 | 【第5回】 | 東アジア1:地域概論、韓国、台湾 | 【第6回】 | 東アジア2:中国 | 【第7回】 | 東アジア3:北朝鮮 | 【第8回】 | 東南アジア1:地域概論、インドネシア | 【第9回】 | 東南アジア2:マレーシア、シンガポール、フィリピン | 【第10回】 | 東南アジア3:タイ、ベトナム | 【第11回】 | 東南アジア4:カンボジア、ラオス、ミャンマー | 【第12回】 | アジアの地域協力(ASEAN、APEC) | 【第13回】 | 南アジア1:地域概論、インド | 【第14回】 | 南アジア2:パキスタン他、SAARC | 【第15回】 | まとめ |
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