Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SEM-301
演習 I 飯塚 陽介
必修  2単位
【経済】 18-1-1120-2715-001

1. 授業の概要(ねらい)

 本演習では、一年間を通じて、企業経営シミュレーションと年複数回の工場見学といった体験的なメニュー、グループ及び個人での調査とプレゼン、経営学の基礎知識の復習、そして有志によるサブゼミでの専門書の輪読など多様なメニューに楽しくしかし真剣に取り組んでいます。経済学部ゼミ研究報告会などを通じた他のゼミとの交流にも熱心に取り組んでいます。
 ①春と夏の工場見学:企業組織の実態を観察!
 ②企業経営シミュレーション(MESE):企業の経営と会計を実践的かつ統合的に学ぶ!
 ③春のグループ調査と秋の個人調査:調査・プレゼンのスキルと論理的思考力を獲得!
 ④経営戦略論の総復習:経営戦略論を体系的に総復習!
 ⑤経営学の専門書の輪読(希望者のみ):経営学の最新理論を学ぼう!専門性を獲得しよう!

2.
授業の到達目標

 到達目標(1):経営学の基礎的な概念・理論を修得している。
 到達目標(2):企業や産業を調査する上で必要な情報リテラシーを有している。
 到達目標(3):企業の経営戦略や産業の実態やその課題について論理的に考察することができる。
 到達目標(4):企業経営に関する知識を活用して、実際に意思決定を下すことが出来る。
 到達目標(5):グループでの活動に貢献することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 評価基準(1):企業経営シミュレーションにおける意思決定の質と貢献(30%)(到達目標(1)(2)(4)(5)と関連します。)
 評価基準(2):グループとしての発表内容の客観性(20%)(到達目標(2)と関連します。)
 評価基準(3):グループとしての発表内容はオリジナリティと論理(10%)(到達目標(3)と関連します。)
 評価基準(4):グループとしての発表の準備作業への貢献(20%)(到達目標(5)と関連します。)
 評価基準(5):発表に対する準備と発表時の態度(10%)(到達目標(4)と関連します。)
 評価基準(6):日頃のゼミ活動に対する貢献(10%)(到達目標(5)と関連します。)

4.
教科書・参考書

 高橋伸夫編著『よくわかる経営管理』ミネルヴァ書房、2011年(2,800円)
 サブゼミのテキストは、履修者が確定して以降に伝達し、サブゼミ希望者には必ず購入をしていただきます。一例として、昨年度までに採用したテキストからいくつかを紹介します。
 ①入山章栄『世界の経営学者はいま何を考えているのか』英治出版、2012年(1,900円)
 ②沼上幹『組織戦略の考え方』筑摩書房、2003年(700円)

5.
準備学修の内容

 グループ単位での活動は授業時間外に行ってもらいます。授業はその成果を発表する場となります。なお、輪読主体のサブゼミに参加する学生については、事前にテキストの輪読箇所を読み、疑問点・論点を考えておくことが要請されます。また、7月末には他ゼミとの合同発表会を予定しています。

6.
その他履修上の注意事項

 ゼミでの活動や交流イベント(懇親会など)に積極的に参加される方のみを希望します。欠席は厳禁とします。また、大学のゼミナールの本質は学生と教員の相互作用を通じた知識の創発にあります。学生は受身にならず、授業計画を含め、教員に対して積極的に意見表明してください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ●講義(春学期の課題についてのガイダンス)
 ●グループディスカッション(グループ課題の決定)
【第2回】
 ●講義(競争戦略の基本型)
 ●講義(MESE(経営シミュレーション)のガイダンス)
 ●グループワーク(MESE予行演習)
【第3回】
 ●講義(コスト・リーダーシップ戦略)
 ●グループワーク(MESE第1回)
【第4回】
 ●講義(差別化戦略)
 ●グループワーク(MESE第2回)
【第5回】
 ●講義(STPマーケティング)
 ●グループワーク(MESE第3回)
【第6回】
 ●講義(マーケティング・ミックス)
 ●グループワーク(MESE第4回)
【第7回】
 ●講義(製品とは)
 ●講義(MESE(経営シミュレーション)の総括)
 ●グループディスカッション(成功・失敗の要因分析)
【第8回】
 ●講義(製品の価格決定)
 ●プレゼンテーション(グループ課題報告第1回)
【第9回】
 ●講義(流通チャネル)
 ●プレゼンテーション(グループ課題報告第1回)
【第10回】
 ●講義(マーケティング・コミュニケーション)
 ●プレゼンテーション(グループ課題報告第1回)
【第11回】
 ●講義(消費者行動モデル)
 ●プレゼンテーション(グループ課題報告第2回)
【第12回】
 ●講義(ブランドとは)
 ●プレゼンテーション(グループ課題報告第2回)
【第13回】
 ●講義(製品ライフサイクル)
 ●プレゼンテーション(グループ課題報告第2回)
【第14回】
 ●講義(業界標準とは)
 ●プレゼンテーション(最終報告会)
【第15回】
 ●講義(製品開発とは)
 ●夏ゼミ以降の個人報告のテーマ設定
 ※上記の授業計画はゼミ生との協議により変更する可能性があります。