Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:MAN-313
産業・企業研究 I 小松 秀史
選択  2単位
【経営】 18-1-1120-3748-001

1. 授業の概要(ねらい)

 このコースはⅠとⅡを併せ、3部で構成されています。
 第1部は「日本の産業構造」を概観します。「日本の経済はどんな産業によって支えられているのか?」というテーマを「GDPのシェアが高いのはどの産業なのか?」「雇用者数が多いのはどの業界か?」「日本は成長を続けられるのか?」「成長のための改革をどう進めているのか?」等の分野を学ぶことにより、把握をします。
 第2部はこの産業構造のなかで、企業はどんな法律・規制、社会の要請、消費者の期待、等の枠組みのなかで活動しているのか?を学びます。
 第3部では企業を財務面から分析・評価するための技法である「財務諸表分析」を学修します。(個別の企業の財務分析をするわけではありません)この分析手法により、企業の収益性、成長性、安全性等が見えて来ます。
 Ⅰ学期は1、2部を、Ⅱ学期は3部を学修します。授業の形態は講義主体です。

2.
授業の到達目標

 皆さんが卒業して就職、或いは起業等の選択をする際に、どんな分野を選ぶのか?どんなビジネスを始めるのか?について納得できる判断ができるようになる。

3.
成績評価の方法および基準

 授業時間の一部を利用して実施する小テスト(Ⅰ学期は2回、Ⅱ学期は3回)の結果を主体に評価します。テストの実施日は、1学期は8、15回目、Ⅱ学期は5、10、15回目とします。

4.
教科書・参考書

 授業のつど、教材・プリントを配布します。
 参考文献:
  『日本の産業を巡る現状と課題』経済産業省PDF
  『会社四季報業界地図』東洋経済新報社

5.
準備学修の内容

 事前に配布するノート・資料を次回の授業までに読み、疑問点・専門用語等を理解しましょう。不明な部分は次回の授業で質問し、理解しましょう。

6.
その他履修上の注意事項

 ビジネス社会では情報の質・量が極めて重要です。信頼できるメディアを通じて、質の高い情報を常に入手するようにしましょう。最近、特にネット上では「偽情報」が横溢しています。普段から情報の真偽を判断できるよう、総合的に判断できる能力を身につけ、その情報内容が社会にもたらす影響を予測し、対応策を考える癖を付けるようにしましょう。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション(授業の進め方、小テスト実施に関する詳細、評価基準等の説明)
【第2回】
 日本の産業構造Ⅰ(概観)
【第3回】
 日本の産業構造Ⅱ(収益の格差)
【第4回】
 日本の産業構造Ⅲ(日本経済の行き詰まり)
【第5回】
 日本の産業構造Ⅳ(産業構造全体の課題)
【第6回】
 日本の産業構造Ⅴ(ビジネスモデルの課題)
【第7回】
 日本の産業構造Ⅵ(ビジネスインフラの課題)
【第8回】
 日本の産業構造Ⅶ(これから伸びが期待される業界)
【第9回】
 ビジネスの枠組Ⅰ(企業規模・上場等)
【第10回】
 ギジネスの枠組Ⅱ(企業グループの基盤/ヒト・モノ・カネ)
【第11回】
 ビジネスの枠組Ⅲ(会社法①・概要)
【第12回】
 ビジネスの枠組Ⅳ(会社法②・会社の設立)
【第13回】
 ビジネスの枠組Ⅴ(会社法以外の重要な法律・規則)
【第14回】
 ビジネスの枠組Ⅵ(企業統治)
【第15回】
 ビジネスの枠組Ⅶ(地球温暖化と環境問題)