1. |
授業の概要(ねらい) |
|
このコースはⅠとⅡを併せ、3部で構成されています。 第1部は「日本の産業構造」を概観します。「日本の経済はどんな産業によって支えられているのか?」というテーマを「GDPのシェアが高いのはどの産業なのか?」「雇用者数が多いのはどの業界か?」「日本は成長を続けられるのか?」「成長のための改革をどう進めているのか?」等の分野を学ぶことにより、把握をします。 第2部はこの産業構造のなかで、企業はどんな法律・規制、社会の要請、消費者の期待、等の枠組みのなかで活動しているのか?を学びます。 第3部では企業を財務面から分析・評価するための技法である「財務諸表分析」を学修します。(個別の企業の財務分析をするわけではありません)この分析手法により、企業の収益性、成長性、安全性等が見えて来ます。 Ⅰ学期は1、2部を、Ⅱ学期は3部を学修します。授業の形態は講義主体です。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
皆さんが卒業して就職、或いは起業等の選択をする際に、どんな分野を選ぶのか?どんなビジネスを始めるのか?について納得できる判断ができるようになる。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
授業時間の一部を利用して実施する小テスト(Ⅰ学期は2回、Ⅱ学期は3回)の結果を主体に評価します。テストの実施日は、1学期は8、15回目、Ⅱ学期は5、10、15回目とします。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
授業のつど、教材・プリントを配布します。 参考文献: 桜井久勝著『財務諸表分析』
|
5. |
準備学修の内容 |
|
事前に配布するノート・資料を次回の授業までに読み、疑問点・専門用語等を理解しましょう。不明な部分は次回の授業で質問し、理解しましょう。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
ビジネス社会では情報の質・量が極めて重要です。信頼できるメディアを通じて、質の高い情報を常に入手するようにしましょう。最近、特にネット上では「偽情報」が横溢しています。普段から情報の真偽を判断できるよう、総合的に判断できる能力を身につけ、その情報内容が社会にもたらす影響を予測し、対応策を考える癖を付けるようにしましょう。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | 財務諸表の役割と仕組み | 【第2回】 | 貸借対照表の見方 Ⅰ(資産) | 【第3回】 | 貸借対照表の見方 Ⅱ(負債、純資産) | 【第4回】 | 損益計算書の見方 Ⅰ(構造) | 【第5回】 | 損益計算書の見方 Ⅱ(連結) | 【第6回】 | キャッシュフロー計算書の見方 | 【第7回】 | 会計方針の注記 | 【第8回】 | 分析の手法と視点 | 【第9回】 | 収益性の分析 | 【第10回】 | 生産性の分析 | 【第11回】 | 安全性の分析 | 【第12回】 | 不確実性によるリスクの分析 Ⅰ(売上高の変動性) | 【第13回】 | 不確実性によるリスクの分析 Ⅱ(費用構造) | 【第14回】 | 成長性の分析 | 【第15回】 | 債券の格付けと倒産予測への利用 |
|