1. |
授業の概要(ねらい) |
|
本講義では、社会人となった後、経済活動を行う上で、押さえておくべき日常的な基本知識を網羅的に習得することを目指します。
まず、春期の講義を踏まえて、老後の資産形成やライフイベントとライフプランを考えます。
将来的に出会うであろう人生のイベントと、その際に必要な資金の準備、老後も見据えた資産形成と ライフプラン全体を考えます。
次に、企業に勤務し、経済活動を行う上での基本的知識と、社会人として身に着けておくべき基本的な経済関連の知識を身に着けます。
なお、学生の皆さんの理解を深める一環として、実務家の講演も検討することがあります。
なお、本講義は、経済学部2年次専門科目の選択科目です。経済学部1年時に習得した知識をベースとして、2年生向けに今後の経済学部における専門研究に必要と考えられる内容を中心に講義します。
*必要に応じて、外部の有識者の講演を行うことを予定しています。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
ビジネスの上で必要とされる日常的な基本知識を習得するとともに、企業人として自律的に判断できる基盤の構築を目指します。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
期末テスト50~60%
中間テスト20~30%
授業の中での課題、リアクションペーパー等10~20%
出席状況や授業態度、授業への貢献等を付加的に評価します。
なお、出席状況や受講態度の不芳な学生に対しては、成績評価の対象外(R評価)とします。単位取得は認められませんので、十分、注意してください。
*欠席が6回以上の学生は成績評価の対象外とします。
*また、受講態度が不芳な学生はその場で退席を命じ、以後、成績評価の対象外としますので、十分、認識してください。
◆なお、出席システムの不正利用があった場合は、厳正に対処します。
出席システム上は出席の表示となっていても、当該授業中の課題が未提出の場合は欠席となり、最終評価から減点します。また、度重なる出席システムの不正利用があった場合は、単位取得は認められません。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
テキストは特に指定しません。
参考文献は、授業の中で紹介します。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
日本経済新聞の主要記事や経済教室、やさしい経済学等のコラム、日経ヴェリタス等の経済誌を進んで読み、世の中の経済の動きに関心を持ってください。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
社会に出たのち、企業の中では様々な基本的知識や経験の上に立った適切な判断を求められます。また、プライベートでも自律的な判断が必要となる場面に、しばしば遭遇します。
このような時、適切な判断が可能となるよう、基本的な知識を習得し、社会人・企業人としての基盤を作っておきましょう。
なお、上記の成績評価に関する項目をよく認識したうえで履修してください。
◆特に、欠席回数、出席システムの不正利用に関しては厳正に対処しますので、よく認識したうえで、履修してください。
また、本講義は、暮らしの経済学Ⅰと密接に関連しているため、同講義の単位取得を前提としますので、履修にあたっては十分、留意してください。
授業で使用する資料は、前もってLMSに登録しますので、履修学生の皆さんは、事前に印刷(または閲覧)し、予習したうえで、授業に臨んでください。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | イントロダクション、春学期の振り返り | 【第2回】 | ライフイベントとライフプラン(1)ライフプランとは? | 【第3回】 | ライフイベントとライフプラン(2)ライフプランを作ってみよう! | 【第4回】 | 老後の資産形成(1)資産運用の基礎知識 | 【第5回】 | 老後の資産形成(2)資産形成で知るべきこと | 【第6回】 | 講義前半のまとめと確認の小テスト | 【第7回】 | 経済活動の基礎(1)働くとは①働くということ | 【第8回】 | 経済活動の基礎(2)働くとは②働くうえで、押さえておくべきこと | 【第9回】 | 経済活動の基礎(3)経営側から「働くこと」を考える①人事戦略・労務管理 | 【第10回】 | 経済活動の基礎(4)経営側から「働くこと」を考える②事例研究 | 【第11回】 | 経済活動の基礎(5)契約の考え方①契約の基本 | 【第12回】 | 経済活動の基礎(6)契約の考え方②約款、消費者契約、製造物責任法 | 【第13回】 | 企業活動のポイント(1)会社、取締役、株主、従業員、その他ステークホルダー、
経営戦略、組織、人事、給与、福利厚生、退職金 | 【第14回】 | 企業活動のポイント(2)企業内の規律(就業規則、規定、ルール、マニュアル、内部統制、コンプライアンス、リスク管理) | 【第15回】 | 講義の総まとめとテスト |
|