Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
科目ナンバリング:ACC-103
会計学原理 I 西山 一弘
選択必修  2単位
【経営】 18-1-1120-4900-037

1. 授業の概要(ねらい)

 会計によって外部へ提供される情報の中心は,貸借対照表・損益計算書およびキャッシュ・フロー計算書です。これらは金融商品取引法上,財務諸表と呼ばれます。企業のパフォーマンスを理解するためには,この財務諸表の理解を避けて通ることはできません。
 この授業では,簿記原理等で学習した簿記がどのような理論を背景としているのか,さらにどのようにして財務諸表が作成されているのかを中心に知識の習得を目指しています。

2.
授業の到達目標

 1.経済事象に対して適切な会計処理を行うことができる。
 2.会計基準等における会計処理の理論的背景を理解することができる。
 3.実際の財務データを用いて会計情報の分析をすることができる。

3.
成績評価の方法および基準

 授業の到達目標について,試験において習得レベルの評価を行うとともに,講義内小テストおよび講義内レポートによって評価します。
 試験 80%
 講義内レポートおよび講義内小テスト 20%

4.
教科書・参考書

 新田忠誓他著『会計学・簿記入門 第13版』白桃書房

5.
準備学修の内容

 【復習】講義中に解いた練習問題等を次回の講義前に解きなおしたり,関連する練習問題の復習を行ってください。

6.
その他履修上の注意事項

 授業には電卓を持参してください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンスとこの授業の目的:講義のスケジュール・成績評価等について説明します。
【第2回】
 会計学の対象と目的:会計学が対象としているエリアや会計学が目的としている内容について説明します。
【第3回】
 収支計算書と簿記・会計の関わり:簿記で学習した内容が会計学にどのように生かすことができるのかを説明します。
【第4回】
 株式会社と計算書:株式会社の簡単な説明と,株式会社における会計計算書の役割について学習します。
【第5回】
 会計学の前提と会計手続の概観:会計の基礎的前提について学習するとともに,収支計算と貸借対照表の関係について学習します。
【第6回】
 会計学の概観:利益獲得活動と簿記・会計の基本構造について学習します
【第7回】
 会計学の課題:会計学の課題(対象について重要な手続きをもとに概観します。
【第8回】
 損益計算書と貸借対照表の連環について学習します。
【第9回】
 簿記一巡:期首から期末までの一連の流れを確認します。
【第10回】
 簿記一巡②:期首から期末までの一連の流れと決算について学習します。
【第11回】
 損益計算書(報告式)の概観:損益計算書のフォーマット・その役割について学習します。
【第12回】
 売上高・売上原価の意義と認識について学習します。
【第13回】
 営業活動にかかわる資産・負債のうち棚卸資産について学習します。
【第14回】
 減価償却について学習します。
【第15回】
 貸倒引当金について学習するとともに,これまでのまとめを行います。