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授業の概要(ねらい) |
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多くの地域で観光資源の発掘が求められています。しかし一体「観光資源」とはどのようなものなのでしょうか。例えば、それは人を惹きつける魅力と同義なのでしょうか。であれば、人を惹きつけるためには何が必要なのでしょうか。 本講義では、観光資源である、もしくは観光資源となり得る、東京の「歴史」や「文化」、そして「自然」の基礎知識を学んでいきます。そのことによって、まずは観光資源の性質を理解していきます。また、それらの学んだ資源が実際に東京でどのように観光利用されているのかについても体験します。
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授業の到達目標 |
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本講義の到達目標は主に以下の3点です。 ・東京の観光資源(歴史や文化、自然)について理解し、説明できる。 ・観光資源とは何かを理解し、説明できる。 ・観光資源の利用の仕方について解釈できる。
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成績評価の方法および基準 |
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成績は以下の4つによって評価します。 ・中間テスト 35% ・現地実習への参加と簡易レポート 20% ・期末テスト 35% ・講義内におけるリアクションペーパー 10%
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教科書・参考書 |
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テキスト 公益財団法人東京観光財団 2017.『江戸東京まち歩きブック』東京観光財団. 参考書 Rebecca Milner・Simon Richmond 2015.『Lonely Planet Tokyo』Lonely Planet. 貝塚爽平 2011.『東京の自然史』講談社学術文庫. 溝尾良隆編著 2009.『観光学の基礎:観光学全集第1巻』原書房. 溝尾良隆 2003.『観光学:基本と実践』古今書院. 須田 寛 2003.『実務から見た新・観光資源論』交通新聞社.
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準備学修の内容 |
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本講義では東京の観光資源を扱いますので、講義で取り扱った場所等に実際に訪れてみることをお勧めします。また、ガイドブックや旅行番組なども普段から見るようにすると良いでしょう。
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その他履修上の注意事項 |
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本講義では現地実習(土曜もしくは日曜)を行う予定です。現地実習には最大2,000円程度の費用がかかります。この点を考慮してください。 本講義は東京シティガイド検定の受験にも参考になるように配慮しています。ただし、資格の受験勉強のための講義ではありませんので留意して下さい。東京シティガイド検定についてはhttp://www.gotokyo.org/jp/cityguide/index.htmlを参照して下さい。 本講義では試験的に英語のレジュメ等を使用する回があります。英語には普段から慣れておくことを強くお勧めします。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション:観光資源とは何か? | 【第2回】 | 東京の概要と観光 | 【第3回】 | 平将門と江戸太郎 | 【第4回】 | 江戸城と運河・上水 | 【第5回】 | 幕末から震災復興 | 【第6回】 | 戦争と復興 | 【第7回】 | まとめと【中間テスト】 | 【第8回】 | 江戸・東京の出来事 | 【第9回】 | 東京とメディア | 【第10回】 | 東京の祭りと伝統芸能 | 【第11回】 | 東京の建造物 | 【第12回】 | 東京の自然と食 | 【第13回】 | 【現地実習】 | 【第14回】 | 観光資源と商品企画 | 【第15回】 | まとめと【期末テスト】 ※ 講義の受講者数や進行状況によって、計画が変更されることがあります。 |
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