1. |
授業の概要(ねらい) |
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人間の行動についての研究は様々な分野で行われている。 「観光行動論Ⅱ」では、観光者の行動を様々な側面から分析した調査研究を読み解きながら、観光行動の仕組みや影響について考える。 なお、授業は2~3回の講義とその講義内容を基にした演習レポート回を組み合わせて実施する。
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2. |
授業の到達目標 |
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様々な特徴を持つ観光地における観光者の特徴的な行動を説明できる。 観光行動についての調査研究を読み解く手法を身に着ける。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点 20% 授業内の演習レポート 40%(10%×4回) 総合試験 40%
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4. |
教科書・参考書 |
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【参考文献】 橋本俊哉(2013)『観光学全集第4巻 観光行動論』 原書房 中村 哲・西村幸子・髙井典子(2014)『「若者の海外旅行離れ」を読み解く 観光行動論からのアプローチ』 法律文化社
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5. |
準備学修の内容 |
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授業後には、授業内容や授業中に指示された事項について復習すること。 授業で学修したことを普段から気に留め、注意深く観察し、自らの学びに役立てること。 具体的には、 ①観光者及び観光業に従事している人々の行動を注意深く観察する ②新聞やニュース等で報道される観光にまつわる市場動向や社会情勢に目を向ける など。 授業を欠席した場合は必ず配布資料(LMSにアップロード予定)の内容を確認するとともに不明な点は教員に質問すること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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新聞やニュース等から、積極的に観光や現代社会のトレンドについての情報を収集し、常に学びの下地を作るよう心掛けてほしい。 講義中の私語及び雑談は厳禁。 受講者の内容理解度などにより、講義の進捗具合は変更の可能性がある。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 観光回遊行動(1)~現代と江戸時代の回遊行動 | 【第3回】 | 観光回遊行動(2)~観光者の回遊原理 | 【第4回】 | 演習①(観光者を回遊させる仕掛け) | 【第5回】 | 自然観光地における観光行動(1)~歩行速度 | 【第6回】 | 自然観光地における観光行動(2)~収容力 | 【第7回】 | 演習②(混雑感を緩和させる仕掛け) | 【第8回】 | 観光施設における観光行動(1)~時間量の増大 | 【第9回】 | 観光施設における観光行動(2)~心理量の増大 | 【第10回】 | 演習③(観光者の満足度を上げる仕掛け) | 【第11回】 | 若者の観光行動(1)~阻害要因の検討 | 【第12回】 | 若者の観光行動(2)~阻害要因のすり合わせモデル | 【第13回】 | 演習④(若者の観光行動) | 【第14回】 | 観光者の行動とテクノロジー | 【第15回】 | 総合試験とまとめ |
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