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授業の概要(ねらい) |
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2020年東京オリンピック、パラリンピックに向けて、観光産業が政府の成長戦略の柱とされている。海外から訪れる人々が利用するホテルやエアラインの利用体験は、日本に対する印象に大きな影響を与える。特にホテルにとってゲストの“HOME AWAY FROM HOME”(もうひとつの我が家)になることは顧客戦略上重要である。 本講座ではオリンピック後をも見据えて、ホテルのブランドを創る3要素であるハードウェア(モノ)、ソフトウェア(しくみ)、ヒューマンウェア(ヒト)の観点から、日本人、海外からのゲストに対する戦略としてのホスピタリティとおもてなしについて考える場としたい。 またゲストに優れたサービスを提供する方法について具体的な事例を交えて討議する。 なお、専門的な知識と技能をもつ外部講師を招くことがある。
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2. |
授業の到達目標 |
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(1)ブランド価値向上戦略としてのホスピタリティとおもてなしを理解し、説明できるようになる。 (2)ホスピタリティ、おもてなしの心を行動に移す考え方と方法を修得する。
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成績評価の方法および基準 |
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小テスト(評価割合25%)と期末テスト(評価割合50%)、受講態度(25%)により評価する。
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教科書・参考書 |
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テキスト:適宜資料を配付します。 参考書: 『新観光立国論』 デビッド・アトキンソン 東洋経済新報社 『サービスを制するものはビジネスを制する』 山口英彦 東洋経済新報社 『帝国ホテルの不思議』 村松友視 文春文庫 『リッツカールトンが大切にするサービスを超える瞬間』 高野登 かんき出版 『パワーポーズが最高の自分を作る』 エイミー・カディ 早川書房 『The Cornell School of Hotel Administration on Hospitality』(英文) Edited by Michael C. Sturman他 John Wiley & Sons, Inc.
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準備学修の内容 |
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上記の参考資料のうち興味があるものに目を通すことを勧める。
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その他履修上の注意事項 |
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宿泊施設、飲食店、美容室、量販店、コンビニ等で設備やサービス等、心地よいと感じることがあったら、小さなことでもメモを取っておき、何が良かったのか考える。またあなた自身がよく行く店について、なぜその店を選ぶのか自己分析してみてほしい。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション | 【第2回】 | ホスピタリティとは何か | 【第3回】 | サービスとは何か | 【第4回】 | おもてなしとは何か | 【第5回】 | ゲストの選択 | 【第6回】 | ゲストの心 | 【第7回】 | ブランド価値向上 ハードウェア・ソフトウェア・ヒューマンウェア | 【第8回】 | ホスピタリティ・おもてなしの心と行動① | 【第9回】 | ホスピタリティ・おもてなしの心と行動② | 【第10回】 | コミュニケーション① 言葉とボディランゲージ | 【第11回】 | コミュニケーション② 苦情の心理と応対 | 【第12回】 | コミュニケーション③ 異文化コミュニケーション | 【第13回】 | 帝国ホテルの事例 | 【第14回】 | リッツカールトンの事例 | 【第15回】 | 全体総括 |
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