Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:ECP-326
アメリカ経済論 II 柴田 徳太郎
選択  2単位
【経済】 18-1-1150-4642-002

1. 授業の概要(ねらい)

 アメリカは世界の中心国、基軸通貨国として、世界全体に大きな与える存在です。トランプ政権の政治経済政策は日本をはじめ世界の政治と経済に多大な影響を与えつつあります。この授業では、貧困と格差拡大など、アメリカの政治・経済・社会が抱える諸問題について、その背景と原因について学びます。

2.
授業の到達目標

 アメリカの政治・経済・社会の特殊性とその歴史的背景について学びます。それと同時に、世界の政治経済の中でアメリカが果たす役割についても学びます。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点:40%(出席状況と授業に取り組む熱意)
 定期試験の成績:60%

4.
教科書・参考書

 テキスト:春田素夫・鈴木直次著『アメリカの経済 第2版』2005年、岩波書店
 参考文献:柴田德太郎編著『世界経済危機とその後の世界』2016年、日本経済評論社
      柴田德太郎著『資本主義の暴走をいかに抑えるか』2009年、ちくま新書

5.
準備学修の内容

 講義の冒頭に前回の講義について復習の質問をするので講義資料に基づいて復習すること。

6.
その他履修上の注意事項

 アメリカ経済の動向に関する新聞、インターネット等の情報に関心を持つことを推奨します。毎回、質問事項を書いてもらい、次回に回答します。積極的に質問してください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 トランプ勝利の背景
【第2回】
 格差拡大の背景
【第3回】
 公民権運動
【第4回】
 フォーディズムの衰退
【第5回】
 フォーディズムからの転換
【第6回】
 双子の赤字拡大
【第7回】
 経営者支配から株主重視へ
【第8回】
 金融緩和・規制緩和・金融拡張
【第9回】
 金融危機の発生
【第10回】
 金融危機の国際的波及
【第11回】
 ドル流動性危機
【第12回】
 世界金融危機とドル体制
【第13回】
 異次元緩和
【第14回】
 異次元緩和の終焉と税制改革
【第15回】
 まとめ