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授業の概要(ねらい) |
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この授業は、経済の原動力となっているエネルギーを巡る諸問題について国際的な視点で理解することを目的とします。エネルギー問題は石油、ガス、原子力発電など各分野で転換期を迎えています。欧米、中東、中国などで起きる変化は我々の日常にも影響を与えます。本講ではニュースなどの実例を交えつつ、エネルギー問題を通じて国際経済の動向をとらえ、実社会に出るうえで役立つ知識や考え方、その表現法を修得することを目指します。
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2. |
授業の到達目標 |
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エネルギーに関する知識とともに、エネルギーという分野を通じて、国際経済を動かすメカニズムを理解し、筋道を立てて説できる能力を身につけることを目標とします。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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出席の状況、討論への参加、レポートの作成、発表などをみて総合的に評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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『ニュースが面白くなるエネルギーの読み方』 堀史郎、黒沢厚志著 共立出版 『エネルギー白書2017』 資源エネルギー庁
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準備学修の内容 |
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指示した資料、配布するプリントなどをよく読み予習、復習に努めること。
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その他履修上の注意事項 |
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今後は演習Ⅱを履修することが望ましい。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 問題意識の提示とゼミ参加者の自己紹介、演習の進め方の決定 | 【第2回】 | エネルギーがなぜ今重要か 1次エネルギーと2次エネルギーの基本的すう勢 | 【第3回】 | 石油(1)原油価格の決定要因 需要と供給、投資マネー | 【第4回】 | 石油(2)技術革新 シェールオイルと石油の将来 | 【第5回】 | 天然ガス アジアにおける取引拡大の可能性と課題 | 【第6回】 | 再生可能エネルギー(1)太陽光、太陽熱 | 【第7回】 | 再生可能エネルギー(2)風力、バイオマス | 【第8回】 | 原子力 リスクと効率性を巡る議論と各国の方針 | 【第9回】 | 電力の自由化 日本の事例と欧州の事例 | 【第10回】 | 環境とエネルギー パリ協定を中心とする脱炭素化の動き | 【第11回】 | エネルギーと国際関係(1)石油危機は再発するか、石油と中東政治 | 【第12回】 | エネルギーと国際関係(2)中国、欧州の電気自動車(EV)政策 | 【第13回】 | エネルギーと国際関係(3)ロシアの石油・ガス開発とその戦略的狙い | 【第14回】 | 世界のエネルギー、2030年とそれ以降の姿 石油、ガス、原子力などの電源構成を考える | 【第15回】 | まとめ |
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