Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:
民法研究 I 北見 良嗣
選択  2単位
【法学研究科】 18-1-1210-0179-009

1. 授業の概要(ねらい)

 民法の理解を深めるためには、判例・学説が示す様々な見解を検討することが有益です。この授業では、学生による報告を中心にして、主要なテーマに関する判例・学説を整理することにより、民法の体系的理解を深めることを目的とします。
 -まず、内田民法の該当箇所をまとめて報告、次に他の参考文献と比較。
 必要に応じ、商法、金商法の領域をも垣間見ることにします。

2.
授業の到達目標

 前期は、民法(担保物権法主体)の理解を深めることを目標とします。

3.
成績評価の方法および基準

 割り当てられたテーマに関する報告を総合評価します。

4.
教科書・参考書

 テキスト:千葉恵美子ほか『Law Practice 民法Ⅰ【総則・物権編】[第3版]』商事法務(2017)
 参考文献:田高=原田=秋山『リーガル・リサーチ&レポート』有斐閣(2015)
      内田 貴『民法I~IV』(東京大学出版会)
      道垣内弘人『現代民法Ⅲ-担保物権法(第4版)』有斐閣(2017)

5.
準備学修の内容

 個別報告により授業を進めるので、担当者はその準備をしっかりやっておくよう心掛けて下さい。また参加学生は授業の進行に合わせて、事前に内田民法の該当箇所を一読しておくことが望まれます。

6.
その他履修上の注意事項

 学生による毎回の報告が授業の核となります。各回の報告者が責任を持って報告することにより、はじめて授業が成り立つと理解して下さい。テキスト以外の文献も参照して、自分の理解を深めるとともに、聞いている人が理解できるようなプレゼンテーションを心がけて下さい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
 教員説明
【第2回】
 教員説明
【第3回】
 LPⅠ設問43 留置権の成立および効力
【第4回】
 LPⅠ設問44 所有権留保と動産売買先取特権
【第5回】
 LPⅠ設問44 所有権留保と動産売買先取特権
【第6回】
 LPⅠ設問45 動産質・質権設定と転質
【第7回】
 LPⅠ設問48 物上代位と相殺
【第8回】
 LPⅠ設問50 抵当権に基づく明渡請求
【第9回】
 LPⅠ設問51 法定地上権:単独抵当
【第10回】
 LPⅠ設問52 法定地上権:共同抵当
【第11回】
 LPⅠ設問55 共同抵当
【第12回】
 LPⅠ設問56 不動産譲渡担保①
【第13回】
 LPⅠ設問57 不動産譲渡担保②
【第14回】
 LP設問Ⅰ設問58 集合動産譲渡担保
【第15回】
 まとめ