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授業の概要(ねらい) |
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この授業では、国際化の中における人権問題を、グローバルな視野から考察します。人権とは何か、なぜ人権が必要なのか、その問いに答えるために具体的な人権問題を取り上げ、実状と課題とを明らかにします。これから私たちが社会で生きていくうえで直面する人権問題に向き合い、今後の人権保障のあるべき姿を模索していきます。
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2. |
授業の到達目標 |
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①具体的な人権問題の現実状況を認識することができる。 ②人権問題を身近な問題として捉え、向き合い、取り組む姿勢を養うことができる。
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成績評価の方法および基準 |
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学期末の論述式試験を中心に評価します。出席確認を兼ねた感想シートを配布し、内容に応じて加点します。
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教科書・参考書 |
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テキスト:上田正昭編 『ハンドブック 国際化の中の人権問題』 第四版 明石書店 2004年 参考文献:適宜プリントを配布し、参考文献を紹介します。
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準備学修の内容 |
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授業で扱った教科書の箇所とプリント内容などを次回授業までに復習として再読しておいてください。
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その他履修上の注意事項 |
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内容の連続性から法学Ⅰと継続して受講することが望ましいです。 講義中は、他人への迷惑行為および私語を禁じていますので、該当の場合には退室をお願いしています。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション:授業の概要と進め方 「人権とは何か」:法学Ⅰとの関連 | 【第2回】 | 国際人権保障:システムと役割 | 【第3回】 | マイノリティと人権:マイノリティの問題とは何か | 【第4回】 | 外国人と人権:新来外国人と定住外国人 | 【第5回】 | 難民と人権:難民問題における人権侵害と人権保護 | 【第6回】 | 障害者と人権:障害者問題と取り組み | 【第7回】 | 高齢者と人権:社会福祉思想の現在 | 【第8回】 | 女性と人権:女性の権利としての人権 | 【第9回】 | 子どもと人権:世界の子どもと人権 | 【第10回】 | 情報と人権:情報環境の変化における表現の自由と知る権利 | 【第11回】 | エイズと人権:差別と当事者のエンパワーメント | 【第12回】 | 受刑者と人権:国際的視野における受刑者の人権 | 【第13回】 | 医療と生命倫理:医療における相互関係 | 【第14回】 | 同和問題と人権:同和問題の概要と展開 | 【第15回】 | まとめと振り返り |
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