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授業の概要(ねらい) |
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不動産取引を中心題材にします。不動産の取引には法律、中でも特に民法及び建築基準法等の周辺の法律の理解が不可欠です。不動産の取引は当事者の事実関係及び法律関係、意思表示、物権変動、登記手続き完了に至るまで多くの論点がありますので、それらの基礎知識が身に付くように講義を進める予定です。また、民法等の実体法と不動産登記法等を中心とした手続法の接点について実例及び判例をふんだんに挙げながら講義を進めます。特に不動産登記簿の解読方については必ず身に着けてもらいたいと思っています。講義が机上の空論にならないよう、実社会での不動産取引等を例示し法律の実務運用にも理解が及ぶよう、学習していきましょう。 法律を学ぶ際には六法を常に携帯し、開くことが重要です。授業には持ち運びに便利な有非閣や岩波書店のポケット六法程度の分量で充分です。価格は2,000円程度ですので、必ず持参して下さい。授業中、条文の解説の際には六法を使用します。
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授業の到達目標 |
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不動産売買契約書や登記事項証明書等実社会において触れる可能性があるものについて法的根拠及び裏付けをもって解読できることが目標です。そこに至るための基礎的な法的考察力、また根拠となる条文を検索できるという手段を身に付けて下さい。
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成績評価の方法および基準 |
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出席、小テストおよび考査によって総合評価しますが、考査未受験者は評価対象外とします。考査は、15回の講義終了の翌週に実施します。
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教科書・参考書 |
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基本書:澤野順彦「不動産法の理論と実務」商事法務 参考文献:近藤誠「不動産登記を見る・読むならこの1冊」自由国民社 秋山靖浩「不動産法入門」日本評論社 安永正昭・鎌田薫・山野目彰夫「別冊ジュリストNO192 2008/7 不動産取引判例百選第3版」有斐閣
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準備学修の内容 |
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予習は、毎回指定する範囲で行ってきて下さい。また、復習として授業で確認した条文は必ずチェックするようにして下さい。条文を暗記することは不要です。何が何処に規定されているかを理解することが重要です。
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その他履修上の注意事項 |
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授業には必ず六法を持参して下さい。授業中、必ず六法を開きます。授業終了後、「法律と触れ合った」という実感が持てることを期待します。卒業後どの分野に就職するにしても民法その他基礎法律知識は不可欠ですし、それ以上に大切なことは法的理論に基づいた思考を身に付けることです。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 不動産法の体系および概念 | 【第2回】 | 不動産取引に関する基礎概念① | 【第3回】 | 不動産取引に関する基礎概念② | 【第4回】 | 不動産物権と物権変動 | 【第5回】 | 物権変動と登記 | 【第6回】 | 実例:登記簿と判例を読む | 【第7回】 | 不動産売買における所有権の移転時期 | 【第8回】 | 不動産に関する権利① | 【第9回】 | 不動産に関する権利② | 【第10回】 | 実例:登記簿と判例を読む | 【第11回】 | 不動産売買契約① | 【第12回】 | 不動産売買契約② | 【第13回】 | 実例:不動産売買契約書 | 【第14回】 | 宅建業法および不動産媒介契約 | 【第15回】 | まとめ |
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