Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SEM-301
法律学演習 I 井川 博
必修  2単位
【法学】 18-1-1220-4647-003

1. 授業の概要(ねらい)

 日本の地方自治体は、住民の福祉向上のため極めて大きな役割を担っている。こうした中で、自治体は、地域の活性化、住民との協働、議会の改革など様々な課題に取り組んでいる。この演習では、地方自治の現場の実態も踏まえて、自治体や地方公務員について基礎から勉強する。参加者は、地方自治制度や自治体の活動などに関する基礎的な文献を読み、情報の収集、資料の作成、成果の報告、グループ討議などを行う。これらにより、各参加者が地方自治に関する基礎的な知識を得るとともに、発表能力、討議能力を向上させることを目指している。

2.
授業の到達目標

 ①地方自治制度に関する基本的な理解を得る。
 ②自治体の活動の現状と課題に関する基礎的な知識を得る。
 ③地方公務員制度と地方公務員の現状に関する基礎的な知識を得る。
 ④自主的に調査や研究を行い、その成果を口頭やレポートで発表できる。

3.
成績評価の方法および基準

 演習での報告内容(50%)、授業中の発言等(50%)を総合的に評価する。

4.
教科書・参考書

 教科書:教科書は用いない。
 参考書:参考書については、平谷英明『一番やさしい地方自治の本<第2次改訂版>』(学陽書房、2015年)のほか、授業の中で適宜紹介する。

5.
準備学修の内容

 ①報告者だけなく、他の参加者も報告内容について事前に勉強して、疑問点を明確にするとともに、問題意識を持って演習に参加すること。
 ②出来るだけ地方自治に関係する新聞の記事などに目を通しておくこと。

6.
その他履修上の注意事項

 各担当者の報告などを踏まえて、参加者全員で討議・検討することとしており、参加者の授業に対する積極的な貢献を期待する。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 演習の進め方について説明するとともに、地方自治に関する各参加者の問題関心について意見交換を行う。
【第2回】
 地方自治制度、自治体の活動、地方公務員制度などについて、その概要を説明する(1)。
【第3回】
 地方自治制度、自治体の活動、地方公務員制度などについて、その概要を説明する(2)。
【第4回】
 各参加者が「ふるさと」(出身自治体)の紹介を行う(1)。
【第5回】
 各参加者が「ふるさと」(出身自治体)の紹介を行う(2)。
【第6回】
 各参加者が「ふるさと」(出身自治体)の紹介を行う(3)。
【第7回】
 第2回から第6回までの演習のまとめと意見交換を行う。
【第8回】
 各報告者が選択したテーマについて、調査研究に基づいて発表するとともに、全員により当該報告を踏まえて討議・検討を行う(1)。
【第9回】
 各報告者が選択したテーマについて、調査研究に基づいて発表するとともに、全員により当該報告を踏まえて討議・検討を行う(2)。
【第10回】
 各報告者が選択したテーマについて、調査研究に基づいて発表するとともに、全員により当該報告を踏まえて討議・検討を行う(3)。
【第11回】
 各報告者が選択したテーマについて、調査研究に基づいて発表するとともに、全員により当該報告を踏まえて討議・検討を行う(4)。
【第12回】
 各報告者が選択したテーマについて、調査研究に基づいて発表するとともに、全員により当該報告を踏まえて討議・検討を行う(5)。
【第13回】
 各報告者が選択したテーマについて、調査研究に基づいて発表するとともに、全員により当該報告を踏まえて討議・検討を行う(6)。
【第14回】
 自治体の職員を招いて意見交換などを行う。
【第15回】
 第8回から第14回までの演習のまとめと意見交換を行う。