Web Syllabus(講義概要)

　イギリスのEU離脱、トランプの大統領着任、など今日の国際政治は不透明な不安定の時代を迎えています。そのようななか、この演習は、国際政治学・ヨーロッパ政治の古典・基礎文献を読みながら、なぜ我々はそのような時代を迎えているのか、今後の展望をどのように描けるのか、考えていきます。

　国際政治学・ヨーロッパ政治の古典・基礎文献を理解すること。その過程を通して、国際政治学・比較政治学の基本的な考え方を身につけることが目標である。またいくつかのテーマについてグループを作って共同で学習・発表することによって、レポートの作成・発表の能力を養う。

　出席状況、討論への参加、レポートの作成と発表に基づいて総合的に評価する。毎回の出席は最低限の義務である。

　渡邉昭夫『国際社会との関わりを考える』（ヌース出版、2017年）
　水島治郎『ポピュリズムとは何か』（中央公論新社、2016年）
　中西寛『国際政治とは何か』（中央公論新社、2004年）

　各回の報告者は、テキストの内容紹介・討論の論点、課題について調べた内容の紹介・論点をプレゼンテーションできるよう準備しておくこと。担当者以外の学生は、テキストの該当箇所を読み、質問を考えておくこと。

　毎回の出席は、参加者の最低の義務である。