Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:POL-105
政治史(西洋) I 黒田 友哉
選択  2単位
【政治】 18-1-1220-4666-005

1. 授業の概要(ねらい)

 西洋の政治を学ぶ意味とは何か?第一に、西洋の政治史を学ぶことは、西洋が長らく世界の中心であったことから、世界とは何かを知るてがかりとなる。また西洋が世界の中心であったことから、日本にとっても、西洋の政治は長らくモデルとなってきた。西洋は日本に大きな影響を及ぼす存在であったのである。その意味で、西洋政治史の概観をつかむことには意義がある。
 2000年以上前に遡る黎明期と考えられる古代、その後の中世を概観したのち、近代ヨーロッパを中心に政治史を概観する。その際、アメリカやロシアも対象に含める。

2.
授業の到達目標

 以下の二つのサブ目標をかかげる。
 1.西洋政治史の重要な出来事の経緯を説明できる。
 2.西洋政治史の流れを日本政治史との関連で理解する。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点:30%
 定期試験の成績:70%

4.
教科書・参考書

 教科書:特になし。
 参考書:講義の中で指示する。

5.
準備学修の内容

 予習と復習をして取り組むこと。

6.
その他履修上の注意事項

 後期の授業と内容的に連続しているので、どちらも履修することが望ましい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション(本講義の趣旨、今後の進め方などについて)
【第2回】
 古代①古代ギリシャ
【第3回】
 古代②古代ローマ
【第4回】
 中世①フランク王国、イスラムの進攻
【第5回】
 中世②封建社会・十字軍・ビザンツ帝国
【第6回】
 近代、市民的政治体制の形成 ①イギリス革命
【第7回】
  同上、          ②アメリカ独立戦争
【第8回】
  同上、          ③フランス革命と産業革命
【第9回】
  同上、          ④ドイツ帝国の成立
【第10回】
 近代、市民的政治体制の展開 ①ホイッグとトーリー
【第11回】
  同上           ②イギリス議院内閣制の生成と展開
【第12回】
  同上           ③ウィーン体制
【第13回】
  同上           ④1848年の革命
【第14回】
  同上           ⑤議会政治の近代化
【第15回】
 まとめとテスト