Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:JLT-303
比較文化演習B I 濱田 陽
選択必修  2単位
【日本文化】 18-1-1310-0430-003

1. 授業の概要(ねらい)

 独創的な研究テーマ設定を推奨する。
 日本文化の研究領域は多岐にわたる。本演習では、これまでに神話、宗教、思想、哲学、文学、歴史、近代、教育、観光、食文化、喫茶文化、和菓子、漫画、アニメーション、ファッション、化粧、風俗、習慣、言語、書、色彩、絵画、文化遺産、自然環境、平和構築、戦争の記憶、出版文化、音楽、芸能、日本の科学技術、日本のスポーツ、庭園、建築、SNS、折り紙などの領域で発表がなされてきている。
 まず、テーマ・ディスカッションにより各受講者が関心を有している研究対象について意見交換を行う。
 次に、図書館、インターネットの両方を積極的に活用し研究の軸となしうる書籍を発掘する。
 その上で、長期的な関心をもって取り組むことのできる研究テーマを設定、「研究案レジュメ」を作成して発表を行う。
 まとめでは、発表から得られた多彩な意見を検討し、「研究案レジュメ」改訂版を完成させて提出する。

2.
授業の到達目標

 文化学の三つの情報源である①文献(紙媒体情報)、②インターネット(電子媒体情報)、③フィールド(生の情報)から重要な資料を収集・選択・分析・総合・アウトプットする能力を高め、「研究案レジュメ」改訂版を作成する。
 とりわけ、自らの研究の軸となしうる書籍を発掘し、その内容を独自に再検討して新たな研究テーマを設定すること、その上でさらに文献、インターネット、フィールドを活用し、一年間の充実した研究案を立てることを重視する。

3.
成績評価の方法および基準

 演習参加度と個人研究発表(66%)、「研究案レジュメ」改訂版(33%)、その他プラス・アルファ(1%)

4.
教科書・参考書

 必要な資料はプリントで配布

5.
準備学修の内容

 自分の研究テーマについて日常的に考える習慣をつくり、研究資料を収集、蓄積していくこと

6.
その他履修上の注意事項

 本当に打ち込める研究テーマを見つけること

7.
各回の授業内容
【第1回】
 テーマ・ディスカッション1
  日本文化について何を研究したいか、受講者間で意見を交換し、共有する。
【第2回】
 図書館演習1
  自らの研究の軸となしうる書籍を求め、MELICで探索、情報交換をする。
【第3回】
 テーマ・ディスカッション2
  各自、研究の軸とする書籍についての意見を交換し、共有する。個人研究発表の順番を決定する。 
【第4回】
 図書館演習2
  自らの研究の軸となしうるさらに書籍を求め、MELICで探索、意見交換をする。
【第5回】
 発表前演習
  個人研究発表に必要なレジュメ作成のルール、発表方法、討議方法などを指導する。
【第6回】
 個人研究発表1
 「研究案レジュメ」を作成、発表する。(情報交換10分 2名発表×35分 総合的研究指導10分)
【第7回】
 個人研究発表2
【第8回】
 個人研究発表3
【第9回】
 個人研究発表4
【第10回】
 個人研究発表5
【第11回】
 個人研究発表6
【第12回】
 個人研究発表7
【第13回】
 個人研究発表8
【第14回】
 「研究案レジュメ」改訂版提出
  発表で得た知見等を十分に反映させ、「研究案レジュメ」改訂版を作成、提出する。
【第15回】
 「研究案レジュメ」改訂版返却
  夏休みから秋学期での研究計画について指導する。